ヴェンゲルが一発退場のルーニーに言及「ジダンもやっていた」

　イングランド代表FWのウェイン・ルーニーが、ユーロ2012本大会のグループリーグに出場できなくなったことに関して、アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督が自身の考えを語った。『スカイスポーツ』が報じている。

　イングランドでは、グループリーグに出場できないルーニーを本大会のメンバーに、入れるか否かで語論が交わされているが、ヴェンゲル監督は「私はファビオ・カペッロ監督に何をすべきかを言う立場にはない。しかし、自分の意見を言えば、もちろんルーニーはユーロに出場すべきだよ」と自論を述べた。「グループリーグに出場できないから、ルーニーを連れて行かないならば、ユーロは優勝できないと思うよ。もしも優勝したいならば、最初の3試合に出られなくても、 最高のプレーヤーを連れて行くべきだよ」と話し、優勝を狙うのであればルーニーは必要だとしている。

　また、一発退場を受けたルーニーの行為についても言及。「ルーニーは、素晴らしいプレーヤーだよ。この間は、蛮行を犯したけれど、私はジネディーヌ・ジダンや多くの偉大なプレーヤーの行為も見てきたよ」とコメントした。

　ルーニーは、ユーロ2012予選最終戦のモンテネグロ戦でボールを奪われた際、相手選手を背後から蹴り、退場処分を受けていた。UEFA（欧州サッカー連盟）からは3試合の出場停止を受け、ユーロ2012本大会でグループリーグの出場ができなくなっている。