ヤッターマン2号(福田沙紀)<br>(C)2008 タツノコプロ/ ヤッターマン製作委員会
 2009年3月7日より全国公開となる実写版映画「ヤッターマン」。12月6日からは、これまでベールに包まれていたヤッターマン1号2号変身後の写真を使用したポスターヴィジュアル及び、変身シーンの映像を使用した予告篇が各上映劇場にて掲出、上映されることとなった。

 実写化にあたり、原作アニメのキャラクターイメージを損なわぬよう再現するために、ディテールまで細かくこだわり、素材はすべて本革を使用。そのため、4回の衣装合わせと3ヶ月の制作期間を掛け、10回の作り直しを繰り返した渾身の衣装は、細部にいたるまで様々な意匠が凝らしてある。

 また、撮影用、アクション用、バトル用など各衣装を5着ずつ用意。それぞれのシーンに合った質感を出せるよう、革の種類にもこだわり抜いている。デザインについて、キャラクタースーパーバイザーの柘植氏は「イマドキの若者らしいトレンド感を出しつつ、コスプレっぽくならない様に心掛けました」と語り、流行の腰履き風にかっこよく見えるよう、ズボンには特に気を遣っている。

 徐々にその全貌が見えてきた実写版映画「ヤッターマン」。ヤッターマン1号役の櫻井 翔、2号役の福田沙紀は、同作の衣装について以下のようにコメントしている。

櫻井 翔(ヤッターマン1号)
鏡を見て「似てる!」と思いました。自分ではかなり気に入っています。1号と2号が2人揃って並んでいる様子を改めてモニターで見てみて、「ちゃんとヤッターマンになってる」と安堵しました!見ている人も「ヤッターマンだ」と思ってくれるといいな。衣装合わせを何度も繰り返し、段階を経て衣装が徐々に出来上がっていくのを見ていてすごくワクワクしていたけど、ようやく日の目を見ることが出来て本当に嬉しいです。衣装はもちろん、セットやそこにあるものすべてが想像以上にすごいことになってます!良い意味で娯楽映画というか、エンターテインメントですね。わくわくして興奮してスカッとする。そして、観終わった後には、人それぞれに何かが残る映画です。それが勇気なのか愛なのかは人によって違いますが、忘れかけてた熱い想いを思い出すきっかけになれる映画になってるんじゃないかな。2号とは息もぴったりで、「ヤッターマンは二人でひとつ」という空気が二人の間に流れていました。ヤッターマンおなじみの「勝利のポーズ」も二人のタイミングがばっちり合ってるので、ぜひ注目してください。

福田沙紀(ヤッターマン2号)
私たちの体型やバランスぴったりに出来上がっていて、デザインもとても凝っていてかわいいし、気に入っています。私たちのサイズに合わせて作ってくれているから、まさにこの衣装を着こなせるのは世界中で私たちだけなんです。

ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」
アニメ放送開始から30年・・・タイムボカンシリーズ最高の人気を誇り、「ブタもおだてりゃ木に登る」「ポチっとな」等、数々の流行語を生み出した伝説のアニメーションがついに実写映画化!  舞台は現代の地球のどこか。今日もヤッターマン1号(高田ガン)と2号(上成愛)はドクロストーンを巡り"奴ら"と戦っていた…"奴ら"とは、ヤッターマンの宿敵、イカサマ商売で活動資金をボロ稼ぎする三悪党ドロンボー一味。メンバーは、美人リーダーのドロンジョ、メカ開発担当のボヤッキー、力仕事担当のトンズラーの三人。ドクロストーンとは、"泥棒の神様"を自負するドクロベェと名乗る謎の人物が探している伝説の聖石で、ドクロベェ曰く『ドクロストーンは4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし、残り3個のドクロストーンを見つけることができたら、奇跡が起きるのだ』。と言う。その「奇跡」を都合よく解釈した三人はドクロベェの手足となり、ドクロストーン探しに血眼になる。その頃、地球の各地ではビルが消える現象が次々と起こっていた。ドクロベェの言う「奇跡」とは、地球の時間を止めて未来を奪ってしまうというものだった!いち早く地球の危機を察知したヤッターマンは、ドロンボー一味の計画を阻止し、地球を救うために立ち上がった!

原作:竜の子プロダクション 監督:三池崇史
出演:櫻井 翔(ヤッターマン1号=高田ガン)、福田沙紀(ヤッターマン2号=上成愛)、生瀬勝久(ボヤッキー)、ケンドーコバヤシ(トンズラー)、岡本杏理(海江田翔子)、阿部サダヲ(海江田博士) 、深田恭子(ドロンジョ)
メカ&キャラクターデザイン リファイン:寺田克也
製作:ヤッターマン製作委員会 制作プロダクション:日活
配給:松竹、日活 09年2月上旬完成予定 総製作費:20億

2009年春公開映画「ヤッターマン」公式サイト