マンチェスター・ユナイテッドのFWカルロス・テベスは、自身のキャリアを母国アルゼンチンのボカ・ジュニアーズで終えると明言。マンUであと4、5年プレーした後、古巣へ復帰したいと語っている。

 今シーズン、ウェスト・ハムからマンUに加入したテベスは早くもFWで定位置を獲得。エースFWウェイン・ルーニーのパートナー役を見事に務め、プレミア王者の得点源としても活躍を見せている。そんなテベスだが、自身のキャリアを欧州で終えるつもりはないと断言。愛する古巣で再びタイトルを獲得するまで、引退するつもりはないと語っている。

「あと4、5年はヨーロッパでプレーしたいと思う。出来ればマンチェスター・ユナイテッドでプレーを続けたい。そして、アルゼンチンに戻るつもりだ。ボカで引退すると決めているからね。自分の中では決定事項なんだ。ボカでもう一度タイトルを獲るまでは、引退するわけにはいかないよ」

 さらに、移籍初年度のマンUですでに13ゴールを記録しているテベスだが、現在は8割程度の状態でプレーしていると告白。南米選手権に出場した昨年の夏に休養を取れなかったために、コンディション調整に苦労していると明かした。

「今はベストコンディションから考えて、8割程度の状態でプレーしている。試合の疲れが完全に抜け切らないまま次の試合に出ているという状態の繰り返しだ。特に最後の25分くらいになると、どうしてもプレーのレベルが落ちてしまう。とにかく休養が必要なんだ。もう2年ほど休暇をとっていないからね。家族と一緒に20日間ほど何も考えない時間を過ごしたい」

 まもなく24歳の誕生日を迎えるテベス。フル稼働で試合に出場し続けるアルゼンチン代表は、30歳を迎える前に母国へ戻る決意を表明。引退を迎える前に、トップレベルのプレーを愛する古巣で披露したい考えのようだ。

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