壮絶な殴り合いの末、最後までリングに立っていたのは二之宮だった

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10月7日(日)、ディファ有明にて開催された『ZST.14』。第1試合では、二之宮徳昭vs矢島雄一郎のフライ級シングルマッチが行われた。

2007年フライ級ジェネシストーナメント王者、矢島とクロスワンジム湘南に所属し“湘南の五味”の愛称で闘い続ける二之宮。ZST、SWAT!戦線で好勝負を連発する二人の一戦は、この日も白熱の大熱戦を展開した。

本家、五味隆典と同じテーマ曲で入場。その髪型、サーフパンツまでも似せてきた二之宮は、序盤からタックルでテイクダウンに成功する。しかし、百戦錬磨の王者・矢島は慌てず下から、オモプラッタ、三角絞めを狙っては、すぐさま攻守を入れ替える。

スタンドに戻れば、パンチやハイキックで優勢に試合を進める矢島。負けじと二之宮も手数で返すも、矢島のカウンターを貰ってしまう。更に、1R終盤には、矢島のスリーパーが二之宮を捕らえて、勝負あったかに見えたが、ここから二之宮は驚異的な粘りを発揮。勝負を2R目へと進めた。

2R、正面からの打ち合いを挑んだ二之宮が、次第に矢島を圧しはじめる。それでも、矢島は強烈なカウンターで、二之宮のマウスピースを吹き飛ばすパンチを放つも、ラスト2分、最後の力を連打に込めた二之宮が矢島から大逆転のKO勝利。ZST本戦デビューを見事なベストマッチで飾った。

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