一眼レフとミラーレス、激しい食い合いにキヤノンとニコンは耐えられるか
![10月時点では、フルサイズで前年を上回っているのはまだソニーだけ](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/0/60f50_1562_8658ade3_d131a2e6-m.jpg)
キヤノンは最悪期の8月、前年比48.2%まで落ち込んでいたが、EOS Rを10月25日に発売した効果が出て10月は93.8%と大きく改善。プラス圏は目前だ。ニコンは5月以来前年割れが続いており、10月でも72.9と2ケタ割れにとどまったまま。しかし11月23日に比較的手ごろな価格の「Z6」をリリースしており、年末商戦への期待はつながっている。メーカー別では、10月にキヤノンがソニーからトップを奪還。キヤノンは17年10月に5割のシェアを誇っていただけに、伸びシロはまだまだありそうだ。
5年も前からフルサイズミラーレス一眼を展開しているソニーは、ボディやレンズのラインアップの厚さが大きなアドバンテージ。一方キヤノン、ニコンともに、一眼レフとミラーレス一眼の両にらみで市場を維持・拡大していかなければならないハンディを背負っている。この年末商戦は、上位3社が激しい戦いを繰り広げることになりそうだ。(BCN・道越一郎)
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