「なぜ応援は3・3・7拍子なのか?」が話題に

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6月15日に放送されたバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」(NHK総合)で、「なぜ応援は3・3・7拍子なのか?」との疑問が取り上げられ、その回答が話題を呼んでいる。

「なぜ応援は3・3・7拍子なのか?」という疑問に、番組が用意した回答は「明治大学の天才がひらめいたから」というもの。

大正10年、明治大学応援団・初代団長の相馬基(もとい)氏が早稲田大学との対抗試合で考案したとのことで、当時は「勝った方がいい! 勝った方がいい! 勝った方がいいったら、勝った方がいい!」とラップ調のような掛け声だったそう。  

3・3・7拍子は先に掛け声が生まれ、相撲部も兼任していた相馬氏が、土俵入りの際に行う不知火型からこの拍子を思いつき、掛け声と合わさったが、いつしか掛け声がなくなって手拍子だけになったと説明された。

その後、大学野球などを通じて全国的に広がっていった3・3・7拍子だが、神戸大学の岩井正浩名誉教授によれば、「本当は、4・4・8拍子」とのこと。「1・2・3・間、1・2・3・間、1・2・3・4・1・2・3・間」と4拍目に間があるのが日本人のリズム感で、田植えや稲刈りといった共同で行う農作業の際に、この「間」でタイミングを合わせていると説明していた。

番組ではX JAPANの「紅」やピンク・レディーの「サウスポー」といった高校野球の応援歌としてお馴染みの曲が3・3・7拍子であると紹介したほか、モーニング娘。の「恋愛レボリューション」やTRFの「EZ DO DANCE」も3・3・7拍子の楽曲として取り上げられていた。

Twitterなどのネットでは「勝った方がいいって掛け声がなくなっていったのはわかるなw」「最初の337拍子の応援はなんかかわいい」「なるほど、四つ打ちってことなのね」「間が大切なのは西洋音楽でも同じ」などの声が上がっている。