「おサイフ」「防水」から「ダブルレンズ」まで、これからは「技あり」SIMフリースマホを買うべし

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2015年もあと少し。今年も多くのスマホが登場した。今年の特長は、SIMフリー(SIMロックフリー)スマホだ。これまでになく、さまざまなメーカーからSIMフリーのスマホが発売された。

そして、2016年を目前にした、この年末。単なる「SIMフリー」だけでなく、独自の「ウリ」がある「技ありSIMフリースマホ」へと、移行しつつあるようだ。

●技ありSIMフリースマホはこれだ!
・防水モデル
スポーツやレジャーなど、屋外でスマホを使う場合、便利なのが防水機能だ。
防水対応モデルがいくつか登場している。
・arrows M02(富士通)
・AQUOS SH-M02(シャープ)
・Xperia J1 Compact(ソニー)
・TORQUE SKT01(京セラ)
・Desire EYE(HTC)
国内メーカーが中心だが、多くのメーカーが防水モデルを投入してきているのだ。
なかでも、HTCの「Desire EYE」はハイスペック、京セラの「TORQUE SKT01」はタフネス、といった防水以外の特長も合わせてセールスポイントにしている。

来年のSIMフリースマホは、防水モデルが主流になる可能性もある。
これらのモデルでオススメしたいのは、富士通の「arrows M02」だ。
3万円台というリーズナブルな価格帯で、「防水」「防塵」「耐衝撃(MHL規格準拠)」「おサイフケータイ」など、国内のニーズに多く対応している。

・おサイフケータイ
スマホでピッと会計できるのがおサイフケータイだ。このおサイフケータイ対応のSIMフリースマホも登場した。
・arrows M02(富士通)
・AQUOS SH-M02(シャープ)
・Xperia J1 Compact(ソニー)
おサイフケータイ対応モデルは、全てが国内メーカーだ。
また、今冬よりSIMフリースマホもモバイルSuicaに対応を開始した。
2016年の来年は、おサイフ機能に対応したSiMフリースマホの成長も注目だ。

・ダブルレンズモデル
・スマホならではの、ダブルレンズ(2カメラ)スマホも登場した。
特徴的な写真が撮影できるようになる。
・honor 6 Plus(ファーウェイ)
・Desire EYE(HTC)
ファーウェイの「honor 6 Plus」は、メインカメラを2つ搭載したモデルで、一眼レフカメラのような背景をぼかした写真が撮影できる。

また、HTCの「Desire EYE」は、インもメインも1300万画素のカメラを搭載し、どちらのカメラでも綺麗でくっきりした写真が撮れる。アウトカメラもインカメラも、メインで使える2カメラとなる。
写真好きであれば、「honor 6 Plus」を、自撮り好きであれば、「Desire EYE」がよいだろう。

・とにかくでっかい
まるでタブレット?と、見まごうSIMフリースマホも登場した。
・P8 max(ファーウェイ)
6.8インチのディスプレイに大型バッテリーを搭載し、長時間の利用が可能だ。
当然ながらスマホなので、通話にも対応している。
このモデルは、タブレットも持ちたいが、2台持ちまではしたくない人や、スマホのバッテリー持ちに不満がある人によい。


このように、単に「SIMフリー」だから、「性能高そうだから」だけでスマホを選ぶ時代は終わった。

これからは、いかに特色を活かした技ありスマホかどうかをポイントとして決めていくべきだ。


布施 繁樹