年齢を重ねると、体の機能はどうしても若い頃と比べると落ちていく。それは運動能力だけでなく、脳機能も同様である。若い頃は“キレ者”と評判だった上司が、定年退職後に合ってみると別人のように老け込んで、言葉がはっきりしなくなっていた、ということは決して珍しいことではない。ただ、逆に70歳、80歳をすぎても頭ははっきりしたままで、言葉も明瞭に発せられる人もいる。両者の違いは何なのか?■「いつも通り」が脳を衰え