オリンパスの巨額損失隠し事件をめぐり、同社と株主が旧経営陣らに損害賠償の支払いを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は原告・被告側双方の上告を棄却した。決定は10月22日付。損失隠しを主導したとされる同社元会長ら3人に「計約594億円」の支払いを命じた東京高裁判決(2019年5月)が確定した。過去には、大和銀行ニューヨーク支店で巨額損失が発生した事件をめぐり損害賠償を求めた株主代表訴訟において、「約