建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み肺がんや中皮腫などになったとして、労働者や遺族ら121人が国と建材メーカー18社に約43億円を求めていた「首都圏建設アスベスト東京第2陣訴訟」の判決で、東京地裁(前澤達朗裁判長)は9月4日、国と5社に対して、13億円超の支払いを命じる判決を言い渡した。国が事業者に対して、防じんマスクを着用させたり、アスベストの危険性を示す警告表示を出させたりすることを義務づけなかったこと