この夏、鹿児島の甲子園出場を決める頂上対決は、鹿児島実と樟南が歴史に残る名勝負を繰り広げた。7月24日の決勝戦は1対1のまま延長15回、4時間を戦い抜いて決着がつかず、98回を数える大会史上初となる再試合が2日後の26日にあった。再試合もまた1点をめぐる厳しい攻防が2時間27分続き、3対2で樟南が競り勝ち、3年ぶり19回目となる夏の甲子園への切符を手にした。第1シードだった鹿児島実にとっては、2年連続の夏と、春夏連続