いきなり追い詰められた。48年ぶりのメダル獲得を目ざすリオ五輪代表の視界には、はっきりとした靄がかかっている。五輪の1試合4得点は、96年以降の大会で最多である。同時に、1試合5失点はワースト記録だ。堅守を強みとしてきたチームだけに、試合後の指揮官が「手倉森ジャパンらしくない試合をしてしまった」と話すのも無理はない。シナリオとしては最悪である。常に追いかける展開となり、しかもその原因がミス絡み