インタビュー:山口リサ「優しい音だなぁ、部屋でくつろぎたい時には『EX-S1』で」
木で作られた楽器の奏でるような自然で美しい響きを求めて、スピーカーの振動板に“木”を採用し、2003年にビクターが世界で初めて量産化に成功した“ウッドコーン”。その後、今年10月には新たなウッドコーンスピーカーユニットを開発し、iPod/iPhoneの音と映像を手軽に高音質で楽しめるモデル「EX-S1」を新発売。高さ約12センチのロースタイルデザインで、インテリアとのコーディネートやライフスタイルにこだわる女性にも幅広く快適な音楽空間をスタイリッシュに提案する「EX-S1」。今回は、その「EX-S1」をアーティストの山口リサが初体験。彼女の楽曲を「EX-S1」で試聴してもらい、その音質やデザイン、そしてマイルームでの音楽の楽しみ方などについて様々な側面から話を聞いた。
――山口さんが普段、自身の楽曲制作の際に使用されている青山のビクタースタジオには、ユーザー向けのモニタリング用として、一部屋に一台ウッドコーンスピーカーが置いてあるそうですが、山口さんは実際に使われたことはありますか?
山口リサ(以降、山口):実は、知らない内に使っていました(笑)。いつもミックスとかマスタリングで、当たり前のように。――スピーカーのカバーを付けていたら、見た目では木の振動板に気付かないかもしれませんね。レコーディングのトラックダウンやマスタリングで、一般家庭のオーディオとして、ウッドコーンではどのように聴こえるか確認する作業があると思いますが、その際にどんな部分を気にして聴いていますか?
山口:やっぱり歌が綺麗に聴こえるかと、低音が上手く出ているかを主に聴いてます。ウッドコーンシリーズの中でも、今回の「EX-S1」は歌も低音もしっかりと出ているのと、「優しい音だなぁ」と思いながら聴いていました、疲れさせないというか。部屋でくつろぎたい時には「EX-S1」で聴いたらいいなって。あとは、音の分離もすごくいいですよね。――現在、ご自宅ではどのようなオーディオを使用されていますか?
山口:コンポなんですけど、もう長い間使っているので、そろそろリスニング用のモニターとかを入れようかな?って、ちょうど考えていた所なんです。「EX-S1」欲しいなぁ(笑)。――今のコンポを買われた決め手は何だったんですか?
山口:スピーカーの振動板は木ではないんですけど、キャビネットが木で。「木がいいな」というこだわりだけがあったので、木が使用されているコンポを選んだんです。――なぜ、木がいいんですか?
山口:やっぱり自分の部屋では落ち着いて過ごしたいので、インテリアも木を基調としています。スピーカーも、プラスティックのような音より、木を使っている音の方がいいなと直感的に思って選んだんです。