山梨学院準決勝敗退の衝撃 1位候補・菰田陽生のドラフト戦線に影響はあるのか 投打二刀流の「ネクスト大谷」

ドラ1候補とされる菰田の今後が注目される(C)産経新聞社
波乱が相次ぐ今夏の高校野球地方大会。その中でも衝撃は別格でした。
7月20日に山日YBS球場で行われた山梨大会の準決勝、山梨学院・帝京三戦。優勝候補の筆頭とみられ、全国制覇の可能性も十分あると思われていた強豪・山梨学院が延長10回タイブレークの末、4−5でサヨナラ負けを喫し、今秋ドラフト1位候補の投打二刀流、菰田陽生投手(3年)の夏が終わってしまったのです。
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「山学散る」は瞬く間にネットニュースとなり、高校野球ファンの枠を超え、広く世間一般の関心事になりました。その帝京三もまた、決勝で東海大甲府に3−5で敗れ、頂点には届きませんでした。
野球ファンの関心は、195センチ、102キロの恵まれた肉体を誇ることから、「ネクスト大谷」とも称される菰田が最後の夏、甲子園にたどり着けなかったことで、その評価にどう影響するのか、その一点に寄せられています。
あるセ・リーグのスカウトは、こう断言します。
「高校生のドラフト候補選手が最後の夏、甲子園で素晴らしいパフォーマンスをして評価を高めることは過去にもありましたが、我々スカウトが見るのはその選手の能力や技術なので、チームの勝敗は基本的に関係ありません。菰田選手については、春の選抜大会でのケガもありましたが、復帰後の練習試合から各球団とも視察を繰り返していて、ある程度の評価は固まっているでしょう。もちろん、1位で消えることは間違いありません」
となると、野球ファンの興味は何球団の競合になるか。さらには、プロは投打どちらの能力を買っているのか、です。
「スケール感という部分では大学・社会人も含めて、菰田選手は抜けた存在です。競合になる可能性は高いでしょう。投打どちらかは、球団によって分かれる部分かもしれません。逆に言えば、それぐらい両方ともハイレベルで能力を兼ね備えているとも言えます」(前述のスカウト)
そして菰田の高校野球生活は、全てが終わったわけではありません。侍ジャパン高校日本代表の一員として、9月7日から台湾・台北で行われる「第14回BFA U18アジア選手権」に出場する可能性も残されています。
「台北は近いですから、各球団のスカウトは現地で最終チェックをすることになるでしょう。2023年のU−18ワールドカップでは、大阪桐蔭の左腕・前田悠伍が夏の甲子園行きを逃しながら、大会で初の世界一に貢献し、評価を上げたこともあります。菰田選手が選出されるかどうか、まずは見守りたいところです」(前述のスカウト)
たとえ地方大会で散ったとしても、菰田の高い評価は揺るぎないものがありそうです。今後どんな野球人生を送っていくのか、楽しみしかありません。

