藤原ヒロシが火付け役、スノボスニーカー「ノースウェーブ」の人気が若者層に拡大
ノースウェーブは1980年代にスノーボードシューズのブランドとしてスタート。「スノーボードを楽しんだ後に履くスニーカー」という発想を原点とし、スノーボードシューズのソールをそのまま転用してアッパーにスニーカーのデザインを組み合わせるというアプローチは、当時のシーンにおいて画期的だった。
この構造で生まれた最初のモデルが「エスプレッソ(ESPRESSO)」だ。イタリア本国での人気は限定的だったが、藤原氏が雑誌で着用したことを機に日本で火が付いた。「ブーン(Boon)」などの有力ファッション誌でも紹介されるなどして、「ナイキ(NIKE)」の「エアマックス95(Air Max 95)」や「リーボック(Reebok)」の「インスタポンプフューリー(INSTAPUMP FURY)」などと共に、90年代の日本のストリートファッションを代表するスニーカーのひとつとなった。なお、藤原氏が最初に着用したのはエスプレッソではなく、同ブランドのミッドカットモデル「クリーム(CREAM)」であったという。
日本に再上陸した2023年以降は、シーズン毎に新作・新色を継続的に投入している。販路は「ビームス(BEAMS)」や「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」などの大手セレクトショップに加え、ムラサキスポーツなどのスポーツショップにも広がっている。担当者によれば、再始動当初は90年代を体験した世代からの反響が中心だったが、足元では状況が変化しつつあるという。デザインに新鮮味を感じた若者層が購入するケースが多いと担当者は語っており、ヴィンテージカルチャーへの関心と、近年のスニーカーシーンにはないデザインが若年層の購買意欲を刺激しているとみられる。男女比についても、当初は男性客が圧倒的多数だったものの、現在は女性客の比率が着実に上昇しているという。
今回の展示会では、新作の「エスプレッソモカシン」を披露。人気の高いエスプレッソの意匠を残しながらも、シルエットをアップデートすることで多面的な展開を目指しており、今後もブランドやIPとのコラボレーションや、現代のトレンドを取り入れた新規ラインも展開予定だという。


