衝動買いを防ぐ、もの選びのポイントをご紹介します。教えてくれたのは、元・浪費家でインフルエンサーのOdekoさん(40代)。以前は「たくさん買っているつもりはないのに、気づけばものであふれていた」そうですが、買い方を見直したことで持ちものが増えにくくなったそうです。その工夫について詳しく伺いました。

「ものはものを連れてくる」浪費家時代の悩み

以前の私は、買ったあとのことは考えず、「欲しい」という気持ちを優先させて浪費に走っていました。

【写真】1台で完結するアイテムは使いやすい

たとえば、春になると「明るい雰囲気のスカートが欲しい」と思い購入。でも、いざ家で合わせてみると、手もちのトップスとなんだか合わない。スカートに合う明るい色のトップスを購入すると、いつものバッグがちぐはぐに見えてきて、「バッグも変えたい」となっていく…。

最初はスカート1枚を買っただけのつもりなのに、気づけばトップス、バッグと、どんどん衣類が増えていきます。買ったからといって、コーディネートの幅がそれほど広がるわけでもありません。

インテリアでも同じでした。「おしゃれなフラワーベースが欲しい」と買ったものの、ひとつだとものたりなく感じて、小さいサイズのフラワーベースも購入。さらに、その周辺が気になり出して、棚や雑貨まで見直したくなる。まるで、ものが仲間を呼んでくるようでした。

もちろん、好きなものに囲まれる楽しさは否定しません。ただ、そのとき「好き」と思ったものを買うたびにものが増え、管理が追いつかないという状態だったのです。

「買ったあとの暮らし」を想像して選ぶ

そこで、「買ったあとの暮らし」を想像してから選ぶようになりました。

たとえば服なら「この服に合わせるトップスは?」「バッグも靴も違和感なく使える?」と、コーディネートまで想像して選びます。

食器でも、「このお皿だけ浮かない?」「収納場所はある?」「結局、シリーズでそろえたくならない?」と、一歩先まで考えます。

すると、不思議なくらい衝動買いが減ったのです。

なるべく単体で完結するアイテムを選ぶこと。今ある暮らしのなかで、そのまま使えるものを選ぶことが、私にとって大切な基準になっています。

「管理の手間」を考えて選ぶ

そしてもうひとつ、「連鎖買い」だけではなく、「買ったあとの管理」まで考えてものを選ぶようになりました。

たとえば、おしゃれな白いスニーカー。買った瞬間は気分が上がるけれど、汚れやすいから定期的なお手入れが必要になります。

観葉植物なら、水やりや日当たりの管理が必要。ラグを増やせば、洗濯や掃除の手間も増えていきます。

ものは置いておくだけでは終わりません。管理や収納、ほかのものとの組み合わせ、掃除やメンテナンス…。ものが増えれば、その分考えることも増えていきます。

ただ、だからといって、「管理が面倒だから…」と買わないことを目的にしているわけではありません。私はもともと面倒くさがりな性格ですが、お気に入りのものをもつのは楽しいし、暮らしを豊かにしてくれるとも思っています。

そのかわり、きちんと管理できる確信がもてるものだけを選ぶようにすることで、自然とものが増えにくくなりました。

スッキリした暮らしは、ものを捨てること以上に、ものの選び方を変えることが大切だと感じています。