Appleが2021年にリリースした落とし物トラッカーである「AirTag」の次世代モデルとなる「AirTag 2」(仮称)が、2025年半ばに登場するとBloombergが報じました。

How Will President Donald Trump’s New Tariffs Affect Apple Products and Prices? - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2024-11-17/how-will-president-donald-trump-s-new-tariffs-affect-apple-products-and-prices-m3lnfx64



Apple reportedly releasing AirTag 2 next year with these 3 improvements - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2024/11/17/airtag-2-next-year-three-improvements/

Upcoming AirTag to feature Ultra Wideband for better range

https://appleinsider.com/articles/24/11/17/airtags-2-to-bring-better-location-tracking-in-2025

AirTag 2 reportedly launching in mid-2025 with better range | Cult of Mac

https://www.cultofmac.com/news/airtag-2-reportedly-launching-in-mid-2025-with-better-range

Appleのリーク情報などに精通したBloombergのマーク・ガーマン記者によると、「Appleが初代AirTagをリリースしてから4年後に、新型AirTagの発売に向けて準備を進めている」とのことです。

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ガーマン氏によると、Appleは「B589」というコードネームでAirTag 2を開発中で、リリース時期は2025年半ばとなる模様。AirTag 2の製造テストが進んでおり、Appleは市場投入の準備を進めているとのこと。AirTag 2は基本的には初代AirTagと同様ですが、通信範囲が広がり、内蔵されているワイヤレスチップが強化され、プライバシー面でも改善が施されるそうです。

AirTagはリリース直後からストーカー行為に利用されていることが問題視されていますが、Appleはストーカー対策として内蔵スピーカーから音を発する機能などを実装しています。

Apple製落とし物トラッカー「AirTag」に搭載されたストーカー対策&プライバシー保護機能とは? - GIGAZINE



そのため、ストーカー行為にAirTagを利用したいと考えているユーザーは、AirTagからスピーカーを取り外すことで、AirTagが見つからないようにしています。しかし、AirTag 2ではプライバシー面の強化の一環として、内蔵スピーカーの取り外しがこれまでよりも困難になっており、改ざん防止性が従来よりも高くなっているとのことです。

この他、AppleはAmazon Echo HubやGoogle Nest Hubなどのようなモニター付きのスマートホームのハブデバイスを開発していることが報じられています。

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報道によると、Appleが開発中のスマートホームディスプレイはHomeKit対応デバイスのハブとして活用できるデバイスで、新しい「homeOS」と呼ばれるOSが搭載されることになるとのこと。また、このスマートホームディスプレイはApple Intelligenceと改良されたSiriを活用することで、新しいApp Intents機能を使用してソフトウェアをより正確に制御できるようになる模様。

このスマートホームディスプレイはSafari、メモ、カレンダーなどのApple純正アプリの多くを実行でき、インターフェースはiOSのウィジェットとスマートホームコントロールを備えたカスタマイズ可能なホーム画面となるそうです。

ハードウェアのカラーはシルバーとブラックで、見た目はエントリーモデルのiPadに似ており、内蔵バッテリー・スピーカー・横長ビュー用に設計されたFaceTimeカメラが搭載されます。モニターサイズは約6インチで、ユーザーがモニターからどれだけ離れているかに応じてインターフェースを変更するためのセンサーも搭載されているそうです。この他、壁に取り付けるためのアタッチメントや、テーブルに置くためのスタンドにもなる追加スピーカー付きのベースなども用意されます。

なお、Appleが開発中のスマートホームディスプレイはiMac G4のようなものになる可能性があるとも報じられています。

Apple初のスマートホームディスプレイはiMac G4のようなデザインになるとの報道 - GIGAZINE



Appleはこのスマートホームディスプレイを使って別の部屋にいる人とFaceTimeで会話することを想定しており、「キッチンで料理しながら、自宅の防犯カメラの映像を呼び出したり、照明を操作したり、家族とテレビ電話したりすることができるようになる」とのこと。

なお、Appleにスマートホームディスプレイ専用のアプリストアを開設する予定はないそうです。

また、Appleはロボットアームと大型ディスプレイを備えた高性能AIコンパニオンの開発にも取り組んでいると報じられており、これがスマートホームディスプレイの後継製品となる可能性も指摘されています。

Appleは約15万円の「iPadにロボットの手足が生えた卓上家庭用ロボット」の開発を優先しており2026〜2027年の発売を目指しているとの報道 - GIGAZINE



by Antonio Marín Segovia