防府天満宮・楼門前にて

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 吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時〜ほか)でききょう(清少納言)を演じるファーストサマーウイカが16日、山口県山口市で行われたトークショーにチーフ演出の中島由貴と共に登壇。清少納言の父・清原元輔が周防守として清少納言とともに訪れたと言われる山口県防府市を初めて訪れた心境を語った。

 大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代に1,000年の時を超えるベストセラーとなった「源氏物語」を生み出した紫式部(まひろ/吉高)の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)、ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静によるオリジナル脚本で描いた物語。

 ウイカが演じる清少納言の名は、宮仕えをしていた時の呼び名で、父親で百人一首の歌で知られる歌人・清原元輔の姓からとったものとされている。彼女は周防国府(現・防府市)に赴任した元輔とともに到来し、この地で少女時代を過ごしたといわれている。ドラマでは、清原元輔を大森博史が演じている。

 ウイカは「清少納言の父親である清原元輔が赴任した山口県防府市を初めて訪問し、防府天満宮や周防国衙跡などゆかりの地を巡ることができました。とりわけ清原元輔の屋敷があったといわれる場所に立ち寄れたことが心に残りました。専門家の方から発掘状況に関する解説をお聞きし「ここに本当にいたんだな」と、とても感慨深い気持ちになりました」とコメント。

 ドラマは残すところあと5回となったが、「「光る君へ」はキャストやスタッフの仲が良く、こだわりと愛が溢れた熱量の高い現場でした。放送は残り5回となりますが、まだまだ見逃せない展開がたくさんあります。ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います」と視聴者に呼び掛けた。(石川友里恵)