<大相撲十一月場所>◇七日目◇16日◇福岡・福岡国際センター

【映像】これほどの立ち合いはあまり見たことない…実際の様子

 十両の取組で4度も立ち合いが合わず館内は異様な雰囲気に包まれた。コメント欄には「おい!激おこだぞ!」「これはヤバい」といった厳しい声が届き、3回目の立ち合い不成立の際にはなぜか客席から拍手が起きる異質な光景も見られた。

 十両二枚目・輝(高田川)と十両二枚目・伯桜鵬(伊勢ヶ濱)の1度目の立ち合いは、伯桜鵬がつっかける格好となった。伯桜鵬は直後に正面審判にペコリと頭を下げた。続く2度目の立ち合いでは、輝が先にアクションを起こす形となった。

 3度目の立ち合いでは、両力士の呼吸が合わずに不成立。伯桜鵬が再び頭を下げると、なぜか館内には大きな拍手が起きていた。そして迎えた4度目の立ち合いも呼吸が合わず、土俵の上では行司を務めた木村隆男の「まだまだ!」という声が響き、館内は緊迫感に包まれた。

 5度目の立ち合いは無事成立すると、輝の前へ出る相撲に伯桜鵬は何もできず、寄り倒しで敗れた。輝は3勝4敗、伯桜鵬も3勝4敗となった。

 珍しい4度にわたる立ち合い不成立の場面。この様子を受け、コメント欄にはほかにも「えー?」「何しとんねん」「輝おこじゃないですか」「どのみてんのよ!」「おいおい」などの声も寄せられていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)