目下の充実ぶりを見せつけたホウオウビスケッツ(右)

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 「毎日王冠・G2」(6日、東京)

 夏の北海道で2連勝。重賞初制覇も果たし、勢いに乗るホウオウビスケッツが3連勝を狙う。

 函館記念V後は放牧で充電。1週前に岩田康騎乗で気合を注入され、迎えた今週は美浦Wでリュケイオン(3歳未勝利)と併せ馬。2馬身半追走から直線で内に入ると、馬なりながら力強く脚を伸ばして半馬身先着。6F82秒3−36秒9−11秒2を計時した。

 奥村武師は「だいぶ上がってきましたね。暑さに強くないので、なかなか状態が上がってこなかったけど、先週が刺激になった。すごく良かった函館記念の時に比べると物足りないが、巴賞くらいの出来にあります」と、ここにきての上昇度に手応えを感じている。

 この先に見据えるのは秋の盾。ただ、賞金的に出走は微妙な状況で、ここでの賞金上積みが必須となる。「東京新聞杯の走りを見ると、芝2000メートルがベストと思う。時計の対応もできる」と指揮官。大舞台に駒を進めるためにも、ここは重要な一戦となる。