松本人志(C)日刊ゲンダイ

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 自身の性的トラブルを巡る文藝春秋との裁判が進展しない中、「ダウンタウン松本人志(61)のファンが歓喜の声をあげたのが、来月12日に放送されるTBS系「お笑いの日2024」について。14時から約8時間に渡って放送される同番組の後半では、「キングオブコント2024」の決勝が行われる。

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 番組ホームページやXに掲載されたヘッダーの番組タイトル周りには、前半でMCを務める「かまいたち」山内健司(43)、濱家隆一(40)のほか、KOCでMCを務める浜田雅功(61)だけでなく、松本もイラストであしらわれているのだ。さらに、KOCには、teruo haruo(テルオハルオ)という兵庫出身の2人組が出場。ダウンタウンのかつてのコンビ名「てるお・はるお」を彷彿とさせることから、番組の意味深な仕掛けにファンのボルテージは高まっている。

ダウンタウンの熱烈なファンだけでなく、後輩芸人や関係の深いテレビマン、事務所関係者は、松本の復活を信じて疑っていません。8月14日に予定されていた第2回弁論準備手続が東京地裁の判断で延期になったことで、文春と和解が囁かれ始めている点も追い風になっています」(芸能ライター)

 松本の身内からは早くも活動再開の機運が高まっているが……。

■当面のテレビ復帰は厳しいとの声も根強い

「女性への性的強要はなかったと主張している松本側ですが、後輩に女性を集めさせて飲み会に興じていたこと、そこで性行為があったことは自身も否定していない。女遊びも芸の肥やしがまかり通っていた時代ならまだしも、妻子持ちにもかかわらずこうした遊びをしていた松本に幻滅する声は少なくありません。しかも、女性へのカネ払いが悪かったとも報じられたのはトップ芸人として致命的でしょう」(女性週刊誌記者)

 松本の復活期待に対しては、このように厳しい見方も少なくない。

「芸人にコンプライアンスを強いたら、つまらなくなるなんて言う人もいますが、こうした言説はもはや通用しない。仮に裁判が和解決着したとしても、すぐのテレビ復帰は厳しいという声が松本の身内からも出ています。裁判の決着がついていないにもかかわらず、復帰は既定路線というようなファンやテレビ局側のスタンスが気になるところです」(番組制作関係者)

 この6月には、松本が企画、プロデュースしたAmazon Prime Videoの「FREEZE」がポルトガルのテレビ局にフォーマット販売されたように、松本作品が海外配信されている事実をもって、テレビでの活動再開を肯定する声もある。裁判とともに松本復活の行方に注目が集まっている。

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