Xで流れてきた「ステーキがゴロゴロ入った月見チャーハン」が頭から離れないから、自分で作った
X(Twitter)を眺めていたら、メチャクチャ美味しそうなチャーハンの画像が流れてきた。
今夜のチャーハンは月見バーガー\990です( ・ิω・ิ) https://t.co/QuC4rU51Qw
— 大衆酒場食堂ななつぼし (@senbero7) 2024年9月7日
こちらは、大衆酒場食堂ななつぼし(@senbero7)という飲食店のアカウントが投稿した「月見バーガー」というメニュー。チャーハンの上にカットしたステーキがゴロゴロ乗っていて、てっぺんには卵の黄身が添えられている。迫力満点の見た目だ。
「うおおおお美味しそう!食べたい!!!」と思ったが、大衆酒場食堂ななつぼしさんは完全予約制で、かつ予約は相互フォローのXユーザーしかできないとのことで、早々に諦めることになった。
しかし、お肉がゴロゴロ乗ったチャーハンの図が頭から離れない。食べた過ぎる。
作るか、月見チャーハン。
いい肉を買おう
まず肉を焼く。
チャーハンは、中華料理の中では比較的味があっさりしている部類のメニュー。ななつぼしさんの月見バーガーを見る限り、お肉もそのまま焼いた後、特にソースなどを使わず、塩コショウなどで軽く味付けしたもののように見える。
となると、シンプルに「お肉の質」が仕上がりにダイレクトに影響するタイプのメニューであることが予想される。
ということで、買ってきました、和牛ステーキ。
30分くらいかけて室温に戻したあと、焼く直前に塩コショウを振る。フライパンに油を敷いて、強火で熱し、煙が立ち上ってきたくらいでお肉を投入。片面1分、裏返して1分焼き、アルミホイルに包んで休ませる。
続いてチャーハン。
個人的に「チャーハンは家では美味しく作れない難易度高いメニュー。食べたくなったらおとなしく店に行った方がよい」という印象が強く、自炊でチャーハンを作ったことがほとんどない。大丈夫か。
ということで、料理レシピサイト・クラシルの「基本のチャーハン」を参考に作ってみる。材料は以下の通り
チャーハン(2人前)
卵 2個
ごま油 大さじ3
鶏ガラスープの素 小さじ2
醤油 大さじ2
塩コショウ 少々
ご飯 400g
刻みねぎ 80g(あらかじめ切られた状態で売られてるやつ1パック分)
フライパンにごま油を大さじ3敷いて、中火で熱す。ねぎを投入して、しんなりするまで1分くらい炒める。
卵2個を溶いたものを加え、木べらで混ぜながらスクランブルエッグ状になるまで火を通す。炊いたご飯400gを投入して、卵・ネギに絡めながら、強火で2分くらい炒める。
ご飯がパラパラしてきたら、鶏ガラスープの元、しょうゆを加えて、そこからさらに3分くらい炒めれば完成だ。
この世の快楽が詰まった一皿
盛り付けに移る。
焼いた肉を適当なサイズにカットし、お椀型の深めの皿の底に敷き詰める。
その上からチャーハンを投入し、木べらでペチペチと、全体を固めるように押し付ける。
お椀の上に平皿をのっけて、お椀ごと「くるりんぱ」する。
お椀をそっと外せば、美しくドーム型になったチャーハンが姿を現す。
仕上げに、てっぺんに卵の黄身をのせれば完成だ!
こうしてみると、お肉の焼き加減や厚みが、ななつぼしさんの月見バーガーとは全然違う仕上がりになった。というか、よく考えたらななつぼしさんのを再現するなら、サイコロステーキ肉を買って来ればよかったのか。
見た目には遠く及ばないが、味はどうだろうか。
ああああああ美味いいいいいいいいい!!!
ちょっとおこげが入った熱々のチャーハンに、ほどよくサシの入った肉の旨味、黄身のコク!!!!
チャーハンをベースのレシピより濃いめに作ったのが良かった。ちゃんとお椀型に盛った、という見た目のバイアスもあってか、しっかり美味しい。
400gは2人前なのだが、美味しすぎて量をセーブできない。一口に「この世の快楽の全て」が凝縮されてる感がある。
一度「チャーハン×ステーキ」という組み合わせを知ってしまうと、何かいいこととか嫌なことがあった時に「いい肉を買って、月見チャーハン作る」という選択肢が生活の中に組み込まれる。大変良い知見を得た。気になった人は作ってみると良い。
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