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伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』(総合・月曜〜土曜8時ほか)第122回が17日(火)に放送された。

【写真】『虎に翼』第122回【4点】

第122回では、よね(土居志央梨)の口から美位子(石橋菜津美)の事件の詳細が改めて語られた。美位子は尊属殺人の罪で裁判の真っ只中。二審で実刑判決が出たため、よねと轟(戸塚純貴)はすぐさま上告したが、一年が経っても最高裁で受理するかどうかは決まっていない。

調査・報告のために山田轟法律事務所を訪れた航一(岡田将生)に、よねは美位子が立たされていた過去の境遇を語る。父からの暴力や性被害、監禁…さらには父との子どもを出産。尊属殺人に至ったあまりにも残虐な経緯に、事件の内容を知っている航一も言葉を失う。

だが、よねは美位子の境遇を「ありふれた悲劇」と話す。カフェーの“お姉さん”たちから聞いた話や、自分自身、そして姉が歩んできた道のりと重ね合わせて、よねはこの事件と向き合っているのだ。

視聴者からも「よねさんの悲痛な思い。これでもかと詰め込まれていて15分とは思えない濃密な回でした」「すでに視聴者も、航一さんも知ってることを、よねさんの声を通して改めて伝えること。惨い話こそ、語られる必要が、聞く必要がある」「よねさんの美以子さんの地獄が語る、朝ドラでよくぞと思う」など、よねの思いを真剣に受け止める声が多く集まっていた。

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