西武戦に出場した日本ハム・万波中正【画像:パーソル パ・リーグTV】

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ハム・万波が強肩でファンを魅了している

 日本ハム・万波中正の強肩が12球団で際立っている。ここまでNPBトップの11補殺を記録しており、レーザービームに魅了されたファンは「いつ見てもエグい」「補殺どんだけできるんですか」などと話題となっている。

 11日にエスコンフィールドで行われた西武戦での右翼の守備で、6回2死二塁で西川愛也外野手の安打を処理すると、ほぼ定位置から勢いをつけて本塁へレーザービームを発動。わずかに一塁側へそれるショートバウンドとなったが、うまく捕球した伏見寅威捕手の素早いタッチもあり、二塁走者を刺した。

 今や万波の強肩はファンも楽しみにしており、右翼へ打球がいくと自然と歓声があがっている。今季の補殺は12球団断トツの11だ。

 さらにセイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、送球による貢献を示した指標「ARM」も外野手では12球団トップの「9.6」。2位はソフトバンク・近藤健介外野手の「8.1」。3位は西武・西川愛也外野手の「4.3」だけに、いかに万波が突出しているかがわかる。

 SNS上には万波の爆肩剛球に「なんぼでもチームに貢献」「160キロ出てるのでは?」「エグゥ…」「化け物すぎる」「イチロー以上の強肩」などと驚きの声が相次いでいた。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。