パリ五輪、サッカー女子1次リーグ・グループA、カナダ対ニュージーランド。試合前に整列するカナダの選手(2024年7月25日撮影)。(c)Arnaud FINISTRE / AFP

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【AFP=時事】パリ五輪に出場しているサッカー女子カナダ代表がドローンで対戦相手を偵察し、勝ち点6を剥奪された問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は31日に異議申し立てを退けた。

 CASは、国際サッカー連盟(FIFA)が下した処分の見直しを求められたが、この決定を支持した。これにより、ニュージーランドとフランスに連勝していたカナダは1次リーグ1試合を残して勝ち点0となり、敗退の危機に追い込まれている。

 2021年東京五輪に続く金メダル獲得を目指すカナダは、準々決勝に進出するためにはこの日行われるコロンビア戦での勝利が必須となる。

 カナダは、2-1で勝利したニュージーランド戦の前に対戦相手の練習にドローンを飛ばした。ドローンを使用した分析官のジョーイ・ロンバルディ(Joey Lombardi)氏は帰国処分となり、同氏とベブ・プリーストマン(Bev Priestman)監督、アシスタントコーチのジャスミン・マンダー(Jasmine Mander)氏はFIFAから1年の資格停止処分を受けている。

【翻訳編集】AFPBB News

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