古橋亨梧を軸は変わらず セルティック監督が考えるストライカー起用の「理想のシナリオ」
ロジャーズ監督は「3人のストライカーを持つこと」を重視
スコットランド1部セルティックは、チーム編成において重要な時期を迎えている。
昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)王者であるイタリア1部アタランタが、セルティックの中心選手であるMFマット・オライリーの獲得に乗り出しているようだ。主力をとどめたいセルティックだが、クラブを率いるブレンダン・ロジャーズ監督はFW古橋亨梧だけとなっているストライカーの補強を望んでいる。スコットランド紙「The Scotsman」が報じている。
オライリーに関しては、両クラブの間で移籍金に隔たりがあり、今週も交渉は続く見通しだという。アメリカでチームとともにプレシーズンを過ごしているオライリーは、7月21日のDCユナイテッド戦(4-0)で2得点を挙げるなど活躍を見せた。イングランド1部マンチェスター・シティ、チェルシーとの連戦を控えるセルティックは、この試合にオライリーが起用できるかが注目されている。
ロジャーズ監督は新シーズンに向けた、新たに2人のストライカーを迎えたいようだ。昨季後半戦、ノリッジ・シティから期限付き移籍していたFWアダム・イダの完全移籍を目指すとともに、ワトフォードへ移籍したFWロッコ・バタに代わる若手選手を求めているという。
ロジャーズ監督は「私の理想のシナリオは、3人のストライカーを持つことだ。キョウゴ、もう1人、そして若手を連れてくることが私たちのプランだ。ロッコがその役割だったけれどね。この規模のクラブにとって、3人のトップストライカーを持つことは難しい。多くの試合があるため、2人ならやっていける。性質上、彼らを交代しながら起用できる。だが3人になると難しい。だが、同時に若手を育成することはできるし、ロコはそうして前へ進んでいった。私たちは別の選手を見つけなければいけないが、3人がとても理想的な数字だ。2人のナンバーワンストライカーと、育成をする若手という構成だ」と、自身の考えるプランを明確にした。
古橋を軸となるストライカーに据えることを明言したロジャーズ監督だが、さらなるタイトルを獲得するために、セルティックはどのような陣容を整えるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)