「もう少しいい人材いないのか」櫻井翔、パリ五輪キャスター決定も不満続出…日テレが抱える「局アナ不足」深刻すぎる事情
《キャスターなんて誰でもいいがさすがにもう少しいい人材はいないのか》
“国民的アイドル” に対して、Yahoo! ニュースのコメント欄では冷たい声が殺到している──。
日本テレビは、2024年夏のパリ五輪のメインキャスターを櫻井翔が務めると発表。櫻井は夏冬あわせて9大会連続の起用となり、現地取材も予定されている。スペシャルサポーターとして櫻井とタッグを組むのは、これまた4大会連続の起用となるくりぃむしちゅーの上田晋也だ。
おなじみの人選だが、櫻井にとりわけ不評の声が集まったのはなぜなのか。その理由を芸能プロ関係者が語る。
「櫻井さんは、2006年以来、長くニュース番組『news zero』(日本テレビ)の月曜キャスターを務めてきました。ただ、旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川さんの性加害問題に関しては、あたりさわりない短いコメントしか発せず、批判を集めたのです。
“日テレと旧ジャニーズ” の関係にネットユーザーは敏感になっているため、櫻井さんの続投に疑問の声が相次いだのでしょう」
同局の夏の名物番組『24時間テレビ』も、スタッフによる義援金着服問題がありながら、継続が決まっている。今年は恒例となっている旧ジャニーズ系タレントのメインでのキャスティングはないとしながら、批判はいまも収まることはない。
逆境が続くなか、日テレには櫻井を起用せざるを得ない事情もあるという。
「このところ日テレはアナウンサーが次々に退社していますからね。人手不足なんですよ。3月には、甲子園はじめスポーツ経験のある上重聡アナが、5月には東京五輪で実況を務めた佐藤義朗アナが、相次いで退社。女子アナも『バゲット』で “昼前の顔” だった尾崎里紗アナが6月に退社しています。
日テレとして大きな痛手だったのは、今年の春にフリーに転身した藤井貴彦アナでしょう。退社するまでは、名実ともに日テレの屋台骨を支えるエースアナでした。2010年にスタートした『news every.』のメインキャスター就任以降は、『日テレ史上最長の夕方の男』と呼ばれました」(テレビ局関係者)
メンバーの刷新を目指そうにも、局内に代わりの人材がいないのが実情のようだ。