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米Amazonの人気ドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』では、ザ・ボーイズのメンバーの1人が大きな決断をした。なぜ今なのか?と思った視聴者もいたことだろう。

米では、同役を演じた俳優が決断の裏側について解説。これまでずっと我慢して抱え続けてきたキャラクターの痛みを代弁している。

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』のネタバレが含まれています。

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』のネタバレが含まれています。

© Amazon MGM Studios 「ザ・ボーイズ」シーズン4、なぜフレンチーは今になって自首したのか

「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』では、昔の過ちに囚われ続けていたフレンチーがついに自首をした。罪悪感から逃れるようにドラッグを摂取しまくり、キミコとの任務中も我ここにあらずという感じだったフレンチー。直前までは能力者を殺すことができるウイルスの獲得任務に乗り出していたが、なぜ今になって自首を決めたのだろうか。

第5話でのフレンチーの決断について、演じたトマー・カポンが自身の考えを明かしている。「ある意味、道徳的指針とは何かを示そうとしているんです」と語るカポン。「この作品には欠点だらけの登場人物がたくさんいます」としながら、フレンチーの痛みをこう代弁する。

「結局、フレンチーが出頭して自首するという決断を下すことは、魂のなかの自分の部屋をきれいにしたい、贖罪をしたい、やり直したい、本物でありたい、何よりも自分の倫理観のバランスを取りたいと願う人物の、倫理観の問題なんだと思います。

はっきり言って素晴らしいものではないブッチャーの決断やホームランダーの決断に対するような正しい決断を、ほんの少しだけでも見せなければいけないと思うんです。しかしそれ以上に、僕は“なぜ彼はそうする必要があるのか?過去のことなのに、なぜ彼はそれをしたのか?”と自問しました。でも、過去はいつも僕たちにつきまといます。過去に戻ってやり直したい、もっと良くなりたいと思う瞬間は人生の中で誰にでもあるものです。」

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シーズン4を通して終始、過去の苦しみに苛まれ続けていたフレンチー。「重要なのは、それを今日どうするかということだと思うんです」とカポンは語る。遅かれ早かれ、自首という選択は不可避だったのだろう。

フレンチーといえば、「ザ・ボーイズ」を通して福原かれん演じるキミコとの関係性にフォーカスが当てられてきた。自首の直前、キミコは勇気を出して「お互いの問題は解決できない。でも取り合える。話をしよう」とフレンチーにメッセージを送っていたが、悲しきかな、その思いは届かなかった。シーズン5も決定している中、フレンチーがこうもあっさりと退場するとは思えないが、果たしてフレンチーの自首を知ったキミコはどんな行動に出るだろうか。

「ザ・ボーイズ」シーズン4は第1~5話までで独占配信中。 

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