「やってられるか!」西武投手陣が渡辺監督代行に激怒で「代行の代行」案噴出!新候補の“意外な名前”

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交流戦目前の5月26日、オリックス戦後に松井稼頭央監督(48)の電撃休養を発表した西武。実質的な解任だとされている指揮官の後を継いだのは、松井監督を楽天から呼び戻し、2軍監督や1軍ヘッドコーチに任命した渡辺久信GM(58)その人だった。

経験豊富な新指揮官のもと、チームは窮地を脱するかに思えたが、交流戦に入っても負けは止まらず、67試合を終えて21勝46敗のパ・リーグ最下位。松井監督が解任されるまでの45試合で15あった借金は、減るどころか「25」に膨らんでいる(6月27日時点)。

「このままではシーズン100敗ペースで、オフには渡辺さんも責任を取らされるでしょう。会見で本人は不退転の決意をにじませていましたが、今でははやくも『来季はまたGMに戻って仕事をする』と院政を敷くことを示唆しているとか」(球団関係者)

この”上司”に「はやく辞めてくれ!」と大ブーイングを起こしたのは、西武の投手陣たちだ。渡辺監督代行は現役時代投手を務めていたこともあり、互いに分かり合える部分も多いはずだが、どうしてなのか。

「昨オフ、GMとして対応した契約更改の席で『俺は試合でイニングを稼ぎまくったのに、お前らは全然投げていないじゃないか!』と時代錯誤な根性論を持ち出して、年俸アップを渋りまくっていたことに不満を抱く投手が多かったからです。他方で野手には大甘裁定を断行し、ケガでシーズンを棒に振った選手も年俸は微減に終わっていた。いくら課題である野手陣のモチベーションを上げる狙いがあるからといって、あまりにアンバランスです。

この状況に『やってられない!』とオフレコでぶちまける投手がどれだけいたことか。とある中堅投手は、『顔も見たくない』と嫌悪感を隠しませんでした。別のベテラン投手も、『いい加減にしてくれ!』とブチギレ。そんな人物が現場トップで笛を吹いても、選手が素直に納得するわけがない」(同前)

現場では「監督代行の代行を自ら登場させるのではないか」と馬鹿げた話まで噴出している。

「最有力候補は西口文也二軍監督(51)。西武ひと筋で現役生活を終えた後は二軍、一軍の投手コーチを務め、’22年からは二軍監督として采配を振るっている。本当は一軍首脳陣の中で代行の代行をやれる人材がいればいいが、平石洋介ヘッド兼打撃戦略コーチ(44)はPL学園高の先輩だった松井前監督が連れてきた人材。やらせるわけにもいかないのです」(球団OB)

第2のチーム崩壊もカウントダウンに入っている。