“パパ活不倫”から2カ月足らずでテレビ出演した宮沢博行元議員

 6月16日に放送された『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)に出演した元衆議院議員・宮沢博行氏が、自身のパパ活不倫報道について言及し、批判の声が集まっている。

 2024年4月に「文春オンライン」が報じた内容によると、2021年の新型コロナウイルス感染拡大での緊急事態宣言下、妻ではない当時28歳の女性と、金銭的な援助をともなう同棲生活を送っていたという。

 宮沢氏は、報道後に集まったメディアの前で「記憶にございます」と事実関係を認め、4月23日に議員辞職願を提出した。

 報道から2カ月も経たないなか、千原ジュニアがMCを務める報道情報番組に出演した宮沢氏。番組冒頭で「今回、スキャンダルを引き起こしてしまったこと、そして辞職という結果になったことについては、地元のみなさん、支援者のみなさん、全国の有権者のみなさんにあらためてお詫びを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 共演した同期の元衆議院議員・宮崎謙介氏が「強すぎるんですよね、“エネルギー”が」と宮沢氏について紹介すると、ジュニアが「おっしゃってましたよね、『性欲がすごいんだ』って」と反応。宮崎から「そうですよね?」と問われた宮沢氏は、「強いです!」と笑顔で発言し、現場では笑いが起こった。

 そして宮沢氏は、議員辞職の理由について「緊急事態宣言中の同棲は、『(同時期に飲み歩いていた)銀座3兄弟』とほぼ同じだから、離党騒動だなと。私自身が比例代表の出身ですから、離党したら議席をお返しするのが筋」「裏金でパパ活といわれるのだけは、ほかの議員にも政治全体にも、大きい迷惑をかけてしまう」と説明した。

 トークが盛り上がるなか、宮沢氏が怒りをぶちまける場面も。「女性問題について、国会議員の間で意見交換、ぜんぜんしないんですよ。どうしてるのと。私、アドバイスを求めたくて『どうなんですか、彼女のほうは?』って聞いても『いない、そういうことがぜんぜんないから』って、誰もしゃべらないんですよ。そんなわけないでしょ」と、現役時代に抱いていた疑問を投げかけた。

 また、田中萌アナが意見を述べている最中、収録現場の外から女性に手を振られた宮沢が笑顔で手を振りかえすシーンが画面のワイプに映ると、TKO・木下隆行が「すごすぎる。強すぎる」とあきれながら感心する一幕もあった。

 番組終盤、宮沢氏は同じく不倫報道が出た、広末涼子とベッキーに会いたいと告白。「視聴者としても、そういったみなさんがカムバックして、活躍している姿を見たい。カムバックされたら、私は対談したい。『どんな感じだったんですか?』というふうに」と語った。千原は「向こう(広末とベッキー)は絶対しません」とツッコミを入れ、メインコーナーは終了した。

 放送後、宮沢氏の出演について報じたYahoo!ニュースのコメント欄に集まったのは、宮沢氏への非難の声ばかり。

《表舞台にいたいというこの人の神経を疑うわ》

《テレビ等でヘラヘラネタとして話している姿からは反省の色は見えません》

《国民の信頼を裏切っておいて、開き直りともとれる。支援者もいたであろうに、のうのうとでてこれることに疑問》

《こんな人が国政を担ってきたと思うとゾッとする。氷山の一角なんだろうな…》

 不倫報道で失った信頼を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうだ。