バスの車内で首や腹を…37歳の中国人留学生「20代知人男性を包丁でメッタ刺し」戦慄の犯行動機

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事件は、バスがJR高輪ゲートウェイ駅近くの発着所から出発した直後に起きた。男は前方に座っていた知人男性を発見。持っていた包丁で、いきなり男性の首や腹など5ヵ所をメッタ刺しにしたのだ――。

6月14日、警視庁高輪署は殺人未遂の疑いで東京都板橋区に住む中国籍の大学院生ジャン・イーニン容疑者(37)を逮捕した。本誌カメラマンはジャン容疑者の送検を撮影。反省した様子はうかがえず、まっすぐ前を見すえて移送車に乗り込んだ。

「事件は同日夕方5時半ごろに港区港南で起きました。現場は走行中のバスの車内。物流会社の社員やアルバイトなどを送迎していたそうです。ジャン容疑者は、中国籍の被害男性Aさんと事件直前に口論になっていました。

バスの車内でAさんを見つけたジャン容疑者が、持っていた長さ15cmほどの包丁で切りつけます。騒ぎに気づいた運転士が『車内で男が刃物で人を刺した』と110番通報。ジャン容疑者は駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました」(全国紙社会部記者)

当時バスには30人ほどが乗っていたが、他にケガ人はいなかった。Aさんはすぐに病院へ搬送されたが命に別状はないという。ジャン容疑者とAさんはともに留学生で、バスを運行する物流会社のアルバイトだったとみられる。

ジャン容疑者は逮捕後、犯行動機についてこう供述しているという。

「(Aさんを)殺そうとしたのは間違いありません。持っていた包丁で刺した。自分に対する態度が悪く許せませんでした」

警察は、ジャン容疑者とAさんの間に金銭トラブルがあったとみて捜査を進めている。