YouTubeなどに投稿される動画は、ブラウザのデベロッパーツールや「yt-dlp」などを使ってダウンロードできますが、操作が少し手間です。オープンソースプロジェクトとして公開されている「cobalt」を使うと、URLを貼り付けるだけでYouTubeやX(旧Twitter)の動画をダウンロードできるとのことなので、実際に使ってみました。

GitHub - imputnet/cobalt: save what you love

https://github.com/imputnet/cobalt

cobalt

https://cobalt.tools/

上記のcobaltの公開ページにアクセスすると、以下のように表示されます。



今回は、試しに以下の動画をダウンロードしてみます。

1.56秒で180km/hに達する富士急ハイランド「ド・ドドンパ」の加速力3.75Gをプレス向け試乗会で体験してきた - YouTube

使い方は簡単で、入力欄に動画のURLを入力して右側のボタンをクリックするだけです。



自動的にダウンロードが始まり、無事に動画をローカルに保存することができました。



「audio」を選択すると、音声のみを抽出することも可能です。



動画のサイズなどの設定は「settings」から変更します。



動画の設定項目は、画質とコーデックです。



音声の場合はファイル形式が変更できます。



「best」はオリジナルの音源を取得し、それ以外はすべて再エンコードされるとのこと。



「other」では、サイトの見た目やダウンロードするファイル名の付け方を選択できます。



Xの動画もダウンロードできます。今回は、イーロン・マスク氏が投稿した以下の動画をダウンロードしてみます。



先ほどと同様に、URLを入力して右側のボタンをクリックします。



新しいタブで動画が再生されるので、右クリックして「名前を付けて動画を保存...」を選択します。



ダウンロードできました。



cobaltはYouTubeとXのほかにInstagram、Pinterest、Reddit、Tiktok、Dailymotion、Bilibiliなどに対応しているとのこと。具体的な対応状況は以下の通り。✅が対応、➖が不完全な対応、❌が非対応で、項目は左から「映像および音声」「音声のみ」「映像のみ」「メタデータ」「リッチなファイル名」です。



開発者は、「cobaltはインターネットのコンテンツのダウンロードを簡単にするためのツールですが、使用に関する一切の責任を負いません。cobaltは違法ダウンロード用のツールではありませんし、そのように使用することもできません。cobaltは無料で一般にアクセス可能なコンテンツのみをダウンロードすることができます」と述べています。