無傷6連勝でエンプレス杯を制しクラブに重賞初タイトルをもたらしたオーサムリザルト(提供:株式会社インゼルサラブレッドクラブ)

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 8日、川崎競馬場で行われた第70回エンプレス杯(4歳上・牝・JpnII・ダ2100m)。武豊騎手騎乗の1番人気オーサムリザルト(牝4、栗東・池江泰寿厩舎)が、デビューから無傷の6連勝で重賞初制覇を飾ったとともに、馬主のインゼルレーシングにとっても設立5年目にして嬉しい重賞初制覇となった。

 オーサムリザルトは、父Justify、母Blossomed、その父Deputy Ministerという血統。レースでは好スタートを決め、1周目の3コーナーあたりでハナへ。手応えよく最後の直線で抜け出すと、中団から直線で脚を伸ばした3番人気グランブリッジ(牝5、栗東・新谷功一厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分14秒5(稍重)。また、この勝利でJustify産駒の国内重賞初制覇を達成。

 レース後、武豊騎手は「先頭で1頭になると気を抜く癖がある馬なので、ちょっとヒヤッとしましたが内容的には完勝だったと思います」とオーサムリザルトの走りを振り返った。

 また、管理する池江泰寿調教師は、「まだ妄想に近い話なんですが、BCディスタフに挑戦したいなとは思ってますので、あと国内で1、2戦して、そこを大目標にしていきたいなと思います」と今後の目標を語った。