RIZAPグループ<2928.SP> が前日比80円高の423円ストップ高を付け、昨年来高値を更新した。

 14日大引け後、24年3月期業績予想の上方修正と中期経営計画の改定、従来通りの25年3月期の復配方針を発表し好感された。

 同社はコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」に注力し、chocoZAP事業は急成長を続けている。ブランド開始から約1年5カ月でフィットネス業界において日本で初めて会員数100万人を超えた。会員数、出店数がともに当初の想定を上回って順調に増えていることから、23年11月度から同事業は月次決算ベースで黒字化を達成している。

 こうした状況を反映し、24年3月期の連結営業損益を45億円の赤字から18億円の赤字(前期は45億500万円の赤字)に上方修正した。また、中期経営計画に27年3月期の目標を追加し、連結営業利益400億円、chocoZAP期末店舗数3800店舗(今期予想1370店舗)、会員数350万人(2月14日時点112万人)とした。さらに、当初想定通り25年3月期には株主還元策の一環として連結配当性向20%で復配する予定としている。

 午前10時12分時点の株価は、前日比46円高の389円。