「旅館の布団はたたむ?たたまない?」その親切心、実は"ありがた迷惑"になっているかも

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旅館に宿泊したとき、朝起きたら布団はどうしていますか?きれいにたたんでいますか?それともそのまま?X(旧Twitter)に流れてきた「旅館スタッフからのお願い」というポストをきっかけに話題になったこの件。旅館の布団は【たたむ or たたまない】どちらが正解なのでしょうか?

旅館の気にる"布団マナー"

2022年に投稿された、りく社長(@dream5to5)さんのポスト(当時は「ツイート」)。当時様々なメディアで取り上げられて話題になり、まさに、"バズツイ"(バズった投稿)でした。

『「旅館の布団は朝起きてから畳まないで下さい。」旅館スタッフからの切実なお願い。』

この投稿には、「初めて知りました」「気遣いが逆に裏目に出る事があるんですね」「たたんでいました」など、たくさんの反応が寄せられました。

旅館の布団「たたまない」が正解。その理由は?

りく社長さんの投稿によると、「気遣いや礼儀で畳んで帰る方が多いのですが清掃スタッフは『忘れ物がないか確認する』し、『洗濯するのにシーツ剥がす』ので畳んであると広げ直しているのです。広げたままでお客様とスタッフも楽になるお願いです。」と書かれていました。

布団を敷きっぱなしにするのは行儀が悪いのでは…とたたんでしまいがちですが、忘れ物がないかの確認をしたり、シーツを剥がすのに布団を広げ直したりする作業があるので、たたむと余計にスタッフさんの手間になるんですね。

バタバタと忙しい旅館業務、スタッフさんの効率重視のために"布団はたたまない"を覚えておきたいものです。

気になる方は軽く整える程度に

布団はたたまないが旅館に泊まるときのマナーとはいえ、りく社長の投稿には、「お客様がリラックスの為に布団片付けたいのであれば畳んでもらって大丈夫ですし、わざわざまた広げて頂かなくて大丈夫です。」とも書かれていました。

布団はたたまないが絶対!ということはないようなので、どうしても布団がそのままだと気になるという方は、軽く整えて部屋の隅に置いておく、スタッフさんに「布団はどうしておけばいいですか?」と聞くなどするのがいいかもしれません。

この『旅館の布団は「たたむ?たたまない?」』は定期的に話題に上がりますが、せっかくの楽しい旅行、チェックインからチェックアウトまで客側と旅館側のお互いが気持ちよく過ごすために知っておきたいマナーです。

まとめ/暮らしニスタ編集部