パーティ会場に現われたゆたぼん。プレゼントの山を抱えていた。彼の後ろには、父親の姿が

「15歳になりました。私事ですが、本日12月12日を持ちまして『少年革命家』は終了です」

　12月12日、X（旧Twitter）にてこうポストしたのは、中学生YouTuber・ゆたぼんだ。それに伴い、Xのユーザー名も「青年革命家ゆたぼん＠登校中」に変更した。

　そんな青年が17日に姿を現したのは人々でごった返す東京・新宿の繁華街だった。

「ゆたぼんの誕生日パーティは、カラオケやダーツをメインにした店を貸切にして知人限定で開かれました。

　会費は高校生以上で1万円、小中学生は5千円です。昨年は、高校生以上は1万5千円だったので少し値下げされていましたが、ビュッフェスタイルの料理の味を考えればまだ高いと思います（笑）」（誕生日会参加者）

　それでも、ゆたぼんの誕生日祝いに駆けつけた人数は60名以上に及んだ。しかし、参加した有名YouTuber仲間はへずまりゅう、NHKから国民を守る党の立花孝志、銀座のクラブ「Nanae」の菜々江ママといった、やや“渋い”メンツだった。ゆたぼんはパーティ中に、Xでへずまりゅうに対しこうポストをしている。

〈コイツ呼んでないのにいきなり来たから警備員にいって追い出してもらった。コイツホンマに腹立つ勉強の邪魔やねん！〉

　今年の9月に、Xをブロックして絶縁宣言をしていた両者。しかし、へずまりゅうは警備員に追い出されることもなく、誕生日会がお開きになった30分後に店を後にし、現在も親交が深いことをうかがわせた。

　そんなゆたぼんが、もう一人Xをブロックしていた人物がいる。彼の実の父で実業家の中村幸也氏だ。9月22日、ゆたぼんは自身のXを更新し、中村氏のXをブロックしたことを表わす画像を投稿していた。ゆたぼんは9月6日、「【ご報告】学校に行ってきました」という動画を公開。中学校入学以降初めての投稿の様子を映している。

　これまでには、ネット上で多くの批判を受けながらも不登校の姿勢を崩さなかった彼のアクションに、一部では「“親離れ”か」という声も多く上がっていたが、この日は様子が違った。

　ゆたぼんは、パーティが始まる1時間前に父親と入店。パーティを親子ともども手伝っていたようだ。

「誕生日会には、父親の幸也さんと母親、そして3人の妹さんも参加されていましたよ。SNS上で見かけるバトルの雰囲気は全くない。むしろ、地元の沖縄県から東京まで来て、仲の良いご家族なんだと思いました。東京で開催する誕生日会も今年で最後だと言ってましたし、来年からは益々勉強に力を入れていくんだと張り切っていました」（同）

　その言葉通り、大きな荷物を持ったゆたぼんを筆頭に店から出てきた一家は、パーティ終了後、そろってまっすぐ駅に向かって歩いて行った。青年革命家となったゆたぼんの冒険は、家族とともにこれからも続いていくのだ。