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【第1話】から読む。

前回からの続き。

弁償してもらうべく、私はユイカちゃんママに電話をかけました。

すると、ツムギと遊ぶためにきていた母が、ツムギに寄り添いながらすぐそばでこちらを見ていました。ツムギは不安そうにしながらこちらを見てわなわなと震えています。



ツムギはせきを切ったように話し始めました。「友達と仲が悪くなりたくない」「ママはツムギがお友達いないほうがいいと思ってるの?」と……。そして「友達は悪くない! だからもうやめて……!」と必死に訴えたのです。

ツムギをこんなにもひどく泣かせてしまった……私は言葉を失くしてしまいます。ツムギがこんなことを考えていて、ここまで悩ませていたなんて。結局私は、ツムギの気持ちも考えないまま誰かのせいにばかりして、自分の感情だけで暴走していたのです。

「私よりツムギのほうが何倍も大人だ……」

私はツムギの前に跪き、視線をしっかり合わせながら言いました。



今回はツムギに、自分の間違いを教えられました。親になって一人前になったつもりでいましたが、まだまだ私も子どもだったのです。これからまたいろいろな経験を積んで、子どもの見本になれるような大人になっていこうと思います。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・べるこ 編集・秋澄乃