炊きたてごはんが「新聞紙1部」で味わえる?タイガー魔法瓶100周年記念のかまどは電気いらず!

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2023年は、関東一円に未曾有の被害をもたらした関東大震災から100年という節目にあたる年。防災に対する備えにあらためて目が向けられる中、タイガー魔法瓶より創立100周年を記念した新製品「魔法のかまどごはん KMD-A100」(1万9800円)が登場しました。

タイガーといえば炊飯器をはじめとする調理家電、あるいは断熱効果の高い保温容器などでおなじみですが、今回登場したのはそれらのどれにもあてはまらない、新ジャンルのプロダクト。わずかな新聞紙を燃料に使ってごはんを手軽に炊ける、屋外用のミニかまど&専用鍋のセットです。

関東大震災が発生した1923年は、奇しくもタイガー魔法瓶の創業者・菊池武範が、前身となる「虎印魔法瓶製造卸菊池製作所」を創業したのと同じ年。地震の発生は、同社創業よりわずか7ヶ月後のことでした。

未曾有の大地震は首都東京に壊滅的な被害をもたらしましたが、一方で商店に保管されていた虎印魔法瓶は、この大地震の中でも1本も壊れることなく残ります。この事実が後日品質の証として評判を呼び、以降の同社躍進のきっかけとなっていきます。

そんなエピソードを背景に誕生した今回のプロダクト。ひと言でいうなら電気やガスの使えない屋外で、最小限の燃料を使ってごはんを炊き上げるためのアイテムです。

専用設計のなべ、蓋、それにかまどがセットになっていて、すべてのアイテムはかまど内部に入れ子状態で収納することが可能。1回の炊飯に必要な燃料はわずか新聞紙1部(3合なら36ページ分が目安)。薪や木炭など特別な燃料がなくても使いこなせる手軽さが最大の魅力です。

計量し、浸水させた米と分量の水をなべに入れ、蓋をしてかまどにセットしたら、ねじった状態でスタンバイしておいた新聞紙を1分〜1分半間隔でかまどにくべていくだけ。サイズはミニでも本物のかまどと同じ構造で、なべの中にかまど炊き独特の対流が生まれることで、うまみと歯ごたえを感じられるおいしいごはんが炊きあがります。

直火炊きというと使用後のメンテナンスが面倒なイメージがありますが、なべについたススは水分を含ませたスポンジでふき取るだけですっきりキレイに落とせるので、想像以上にお手入れは簡単。燃料の燃え残りもごく少量の灰だけです。

対応炊飯容量は白米で1合〜5合で、収納状態でのサイズはφ25cm×高さ23.3cm、重さは3.1kg。コンパクトなサイズはデイキャンプにもちょうどよく、これからの季節なら、「かまどごはん」で炊き上がりを待ちながら、傍に七輪を並べてサンマやキノコ、栗を焼くなんてのも楽しそう。

同社オンラインストアのみで取り扱う限定商品で、すでに8月31日より予約受付をスタート、商品お届けは12月下旬以降の予定です。

>> タイガー魔法瓶「タイガー魔法瓶100周年記念モデル 魔法のかまどごはん」

<文/&GP>

 

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