「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の26日午後2時現在で、ispace<9348.T>が「売り予想数上昇」で3位となっている。

 19日の取引終了後に23年3月期決算説明会書き起こしを発表。月面着陸に失敗した「ミッション1」の業績への影響について、顧客からの想定売り上げが約1億円減少する見込みとしたものの、24年3月期業績への影響は軽微としているほか、契約している三井住友海上火災保険(東京都千代田区)と月保険を締結済みで、保険金の受領を見込むとしている。また、ミッション2以降の受注見通しに大きな変更はないことや、24年に計画しているミッション2、25年に計画しているミッション3の打ち上げスケジュールも現在のところ変更の予定はないとしている。

 これを受けて、同社株はきょうまで8割強も上昇しており、急ピッチの上昇に対する警戒感が売り予想数の上昇につながっているようだ。

 ただ、一方で保険金の業績へのプラス影響や今後の展開への期待も強く、「買い予想数上昇」でも5位にランクしている。

出所:MINKABU PRESS