東京・八重洲の複合施設「YANMAR TOKYO」に、お米の魅力を発信するギャラリーや店舗がオープン

写真拡大

 ヤンマーホールディングスは1月13日に、体験型ギャラリーやヤンマー直営のレストラン、ショップなど計6店舗を、東京・八重洲の複合施設「YANMAR TOKYO」(東京都中央区)にオープンした。

 「YANMAR TOKYO」の地下1階〜地上2階は商業フロア、3階〜14階はオフィスフロアとなっており、商業フロアにお米の魅力を発信するギャラリーや店舗がオープンする。また、地下1階のイベントスペース「HANASAKA SQUARE(ハナサカ スクエア)」では、吹き抜けの天井を生かした桜のアートワークといった、佐藤可士和氏監修による開放的な空間を楽しめるほか、来街者向けのコミュニティイベントなどの実施も予定しており、訪れる人と人がつながり温かな交流が生まれるようなパブリックスペースを目指す。「HANASAKA STAND(ハナサカ スタンド)」では、ヤンマーの価値観である「HANASAKA」を体現する人やその活動を、映像や展示物を通じて体感できる。

 地下1階のヤンマー直営の海苔弁当のテイクアウト店「海苔弁八重八」は、放送作家・プロデューサーである小山薫堂氏が監修。特別栽培米のコシヒカリを羽釜で丁寧に炊き上げ、海苔は三河湾産の初摘みを使用することで、こだわりの美味しさを追求している。

 地上1階には、米作りの歴史と今を学び、未来のカタチについて考えるきっかけを提供する、デジタル技術を活用した体験型ギャラリー「ヤンマー米ギャラリー」も開設。入場は無料で、ギャラリーのディレクションは佐藤可士和氏、デザインは伝統的な茅葺き(かやぶき)技法を現代に生かすクリエイターである茅葺き職人の相良育弥氏とコラボレーションした。

 展示空間の内装材には稲藁(いねわら)を使用し、自身の性格をお米の品種に紐づけて診断できる「お米の性格診断」や、米作りの際の問題とその解決方法を見つけるゲーム「お米づくりの知恵」、世界各地のお米料理の作り方や豆知識の学習が可能なタッチパネルコンテンツ「お米の料理MAP」などを用意し、大人も子どもも楽しみながら学べる。

 そのほか、地上1階にはこだわりのお米の販売やお米を楽しむテイクアウト商品を提供する店舗「KOME-SHIN(米心)」が出店し、“ワインのようにお米を楽しむ”をコンセプトに各地の珠玉のお米を2合からワインボトルに入れて販売する商品「RICE TERROIR(ライス・テロワール)」などを販売していく。また、日本酒や酒米、米粉といった新しい米消費の可能性を追求し、こだわりの日本酒や日本酒を練り込んだアイスクリームを販売する「SAKEICE Tokyo Shop(サケアイス トーキョーショップ)」も出店する。

 地上2階には、複合店舗「YANMAR MARCHE TOKYO」がオープン。小山薫堂氏が監修し、La Brianza(ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフである奥野義幸氏がプロデュースした、ヤンマー直営のお米と楽しむイタリアンレストラン「ASTERISCO(アステリスコ)」や、ANA Xが企画・運営し、地域の特産品を販売する「TOCHI-DOCHI(トチドチ)」が出店する。

 「HANASAKA」は、創業者の精神やビジョンの根底にあったヤンマーの価値観であり、ヤンマーのブランドマーク「FLYING-Y」を組み合わせたロゴマークは、佐藤可士和氏がデザインを担当した。YANMAR TOKYOの所在地は東京都中央区八重洲二丁目1番1号、電車でのアクセスは、JR「東京」駅から徒歩2分、メトロ丸の内線「東京」駅から徒歩7分など。