トリノダービーはユーヴェに軍配! “エース”ヴラホヴィッチが決勝弾

写真拡大

 セリエAの第10節が15日に行われ、勝ち点11で10位に位置するトリノと、勝ち点13で8位のユヴェントスが対戦した。

 立ち上がりは、公式戦連敗中のユヴェントスがホームのトリノに押し込まれる展開に。そのトリノは、アレクセイ・ミランチュクやニコラ・ヴラシッチを起点にゴールへと迫ったが、決定機を作るまでには至らない。

 一方、苦しい時間帯の続いていたユヴェントスは33分、高い位置でのボール奪取からボックス内のドゥシャン・ヴラホヴィッチにボールが渡り、DFのマークを外したヴラホヴィッチが決定機を迎える。しかし、前に出てきたGKヴァニャ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチのシュートストップに遭い、得点を奪えない。さらにマヌエル・ロカテッリ、アドリアン・ラビオが立て続けに強烈なミドルシュートを放ったが、GKの牙城を崩すことはできなかった。

 迎えた後半、50分には再びロカテッリのミドルがゴールを襲うが、またしてもGKミリンコヴィッチ・サヴィッチが立ちはだかる。それでも73分、フィリップ・コスティッチのアーリークロスにヴラホヴィッチが頭で合わせてCKを獲得。ボックス中央のダニーロが頭で合わせたボールを、最後はファーサイドに走り込んだヴラヴィッチが足裏で押し込んで試合の均衡を破った。

 結局、試合は1−0のまま終了し、アウェイのユヴェントスが勝ち点3を加えることに成功。そのユヴェントスは次節、21日に敵地でエンポリと対戦する。一方、上位陣との連戦で5試合にわたって勝利から遠ざかっているトリノは、23日に4位・ウディネーゼと対戦。その翌週はミラン戦と、厳しい試合が続いていく。

【スコア】
トリノ 0−1 ユヴェントス

【得点者】
0−1 74分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)