【MLB】大谷翔平が語る新球の狙い 160キロ超の剛速球より「自然と速くなる」、一問一答
新球ツーシームに手応え「いいアクセントになった」
■マリナーズ 6ー2 エンゼルス(日本時間16日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地・マリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場した。6回7安打2失点と好投したものの、今季11勝目はならなかった。打っては4打数1安打で打率.254。チームは9回に守備が乱れ、2-6で敗れた。
――登板を振り返って。
「ちょっとボールが多かったかなというのが一番かなと思います」
――ツーシームは投げたか。新球だと思うが。
「投げました。ちょこちょこ遊びで投げたりしてましたし。いいアクセントになったと思います」
――打席中に自打球が当たった。前回と同じ箇所か。
「同じ箇所に当たったので。最近少し多いので」
――自打球の影響は。
「なかったですね」
――9回に守備の乱れで敗れた。
「そうですね。比較的いい試合だったなと思いますけど、やっぱりマリナーズは士気が高いなと思いますし、最後はそういうところがああいう勢いのあるチームに。うちもミスをしてしまいましたけど、ああいうところは流れかなと思います」
――ツーシームは少ない球数で投げるのが狙いか。
「というよりも1個増えた方がいいというか。別にいらないボールではないですし、必ず必要なボールではないですけど、楽しく投げるために必要かなと思います」
今後は中5日で回る「希望は特にはないですかね」
――ボールが多いと言っていたが、6回まで投げ切った。
「ちょっと3ボールも多いですし、不運な当たりというか、詰まったような当たりで間を抜けたりとかがちょっと最近多いので、球数がかさんだりとかありますけど。逆にいい当たりをセンターにとってもらったりとか、逆もしかりなので。3ボールはない方がいいですし、今日みたいにああいうカウントになると、なかなかいいリズムをつかめにくいかなと思います」
――ツーシームは直球と同じ球速で軌道を変えるイメージか。
「ツーシームの方が若干速いですね。基本的に。自然と速くなります。曲がり幅とか調整できればいいですけど、スライダーもカーブもそうですけど、曲がり幅の大きいものがあれば、小さい時もあるので。それをなるべく一定にしていく。どの球種も同じですけど、大事かなと思います」
――中5日で回る。希望したのか。
「希望は特にはないですかね。話してどういうふうに投げる。シンダーガード選手もいなくなりましたし、そこは監督とマネージメントというか、投手コーチもそうですけど、自分の体調と相談しながらやりたいなと思います」
――規定投球回について。
「いい投球ばかりではないので。良くない時もしっかりゲームを作るというのが先発の仕事なので。いい時はいいですし、悪い時も悪い時なりの投球ができればいいと思います」
――WBCで栗山監督と話したか。
「普通に挨拶をして。話をしました」(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)