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格闘家でユーチューバーの朝倉未来さんの母親が、ニュースサイト「Smart FLASH」の突撃取材による記事を公開されたとして、サイトを運営する光文社と記者を相手取り、110万円の損害賠償と写真の削除をもとめて東京地裁に提訴したことがわかった。

提訴は今年2月。第1回口頭弁論が5月10日にあった。

容貌を写した写真の公開によって、私人である母親の肖像権が侵害されたとしている。光文社側は請求の棄却をもとめた。

サイトは昨年12月1日、朝倉さんが挑んだストリートファイト企画をめぐり、母親に直撃取材したうえで「噂の美魔女」として実名と写真付きで報じた。

朝倉さんはそれを受けて、ツイッターや自身のユーチューブチャンネルで「僕は公人といわれる存在で、記事にされるのは仕方ない。母親はまるで関係ないし、一般人。さすがにおかしい。法的措置を取ることが決まりました」との考えを示していた。

記事は今も閲覧可能な状態だ。

有名人の家族への取材記事がどこまで許容されるのか、裁判所の判断が注目される。

弁護士ドットコムニュースは裁判記録を閲覧した。訴状や答弁書から双方の主張を別記事で報じる。

【詳しい解説を読む】 母親「一般私人が住む敷地内で無断撮影された」・光文社「母親出演の動画は1400万回視聴されている」

(ニュース編集部・塚田賢慎)