マンUはEL出場も危うい? チーム内の衝突発生でラングニック最後の腕の見せどころ
ブライトン戦で4-0の大敗を喫し、来季チャンピオンズリーグ出場の可能性が絶たれたマンチェスター・ユナイテッド。あれから少し時間は経ったが、依然としてチームには険悪なムードが漂っているようだ。
英『The Sun』によれば、トレーニング中に選手同士のいざこざがあったという。名前は明かされていないものの、2人の年長選手が激しく揉み合い、周囲が引き離さなければならない事態に陥ったようだ。
これにより、ラルフ・ラングニック監督は選手たちにロッカールームへ引き上げるよう指示。喧嘩はどのチームにも起こりうるものだが、練習が中止にまでなることは珍しい。チームとしてはリーグ最終戦に向けた貴重なトレーニング時間を失うことになってしまった。
来季からはアヤックスで実績を残したエリック・テン・ハーグ監督の就任が決まっているが、まずは戦術家としての能力ではなく、モチベーターとしての能力が求められることになりそうだ。人員整理を進めるとともに、残すと決めた選手とはしっかりと向き合い、できるだけチームの不満を減らしていく必要があるだろう。
しかしまだこのチームのリーダーはラングニック監督だ。立つ鳥跡を濁さずということわざがあるように、現状の問題を解決してからテン・ハーグ監督に指揮官の役割を託したいところ。ヨーロッパリーグ出場権をテン・ハーグ監督への置き土産にするためにも、最終節のクリスタル・パレス戦までにどれだけチームを立て直せるかが鍵となるだろう。