エバン・ホリフィールド【写真:Getty Images】

写真拡大

オッズ大本命も予想外の敗戦

 ボクシングの元世界ヘビー級3団体王者イベンダー・ホリフィールド氏の息子、エバン・ホリフィールドが14日(日本時間15日)、米カリフォルニア州で行われたスーパーウェルター級6回戦で、ジュルマイン・マクドナルド(いずれも米国)にまさかの2回KO負け。デビュー10戦目にしてプロ初黒星を喫した。強烈なパンチを食らって前のめりにダウンした映像には、「残酷だ」「エグい」と米ファンのコメントが集まっていた。

 格下と思われていた相手に、まさかのKO負けを喫した。2回、エバンはマクドナルドが放った右のオーバーハンドをまともに顔面に受けた。「バシッ」と鈍い音が響いた後、意識が一瞬飛んだ様子で前のめりにダウン。場内が騒然とする中、何とか立ち上がろうとしたが、10カウントの前にレフェリーが試合を止めた。

 試合前まで9戦全勝(6KO)と前評判の高かったエバンだが、米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」は「ジュルマイン・マクドナルドがエバン・ホリフィールドに2回KO勝ちの番狂わせ」と見出しを打って記事を掲載。「エバン・ホリフィールドのプロキャリアは始まったばかりだが、最大の洗礼を受けた」と伝えた。

 記事では「この試合まで無敗だったホリフィールドはオッズでも大本命で、簡単に勝つと思われた」「9勝6KOの24歳は対戦相手をこれまで簡単に倒してきた」「32歳のマクドナルドにとって最も印象的な勝利となり、戦績を7勝5敗3KOとした」とエバンにとっては予想外の敗戦であったとしている。

 映像を公開した米スポーツ放送局「ESPN」のボクシング専門ツイッターの投稿には、「エグい」「パンチ見えてなかったな」「残酷だ」「ホリフィールドの息子が」「ディフェンススキルがまだまだだな」「このパンチなら誰でも倒せる」「痛そう」などと驚いた米ファンのコメントが集まっている。

(THE ANSWER編集部)