ドコモ、端末の他社周波数への対応『コストとのバランス見ながら検討』
NTTドコモは10月6日に開催した記者説明会で、Androidスマートフォンにおける他キャリア周波数への対応について、コストと利便性のバランスを見ながら検討していく姿勢を示しました。
同社は8月27日以降に発売した新製品について、原則としてSIMロックフリーで販売しています。これは、携帯キャリア間の乗り換えを加速させたい総務省のガイドライン改定を受けた措置ですが、SIMロックフリーでも、Android端末では他キャリアの一部周波数に対応していないため、結局はドコモで購入したAndroid端末を他キャリアで使いづらい実態があります。
この点について記者から質問を受けたNTTドコモは『さまざまな周波数に端末を対応させると、端末のコストが相対的に上がってしまう』と懸念を表明。
一方で『SIMフリーでユーザーの流動性が上がっていく中、問題なく他のオペレーターを利用できるという利便性向上の観点において、他社の周波数に対応するのは1つの考え方』とコメント。コストと利便性のバランスを見ながら、今後検討していく姿勢を示しました。
なお、iPhoneについては携帯各社とも同じモデルを扱っており、他キャリアに移行したとしても、周波数の面でハンデは特にありません。
ドコモ2021年冬モデル発表 Xperia 5 III・Galaxy Z Fold3 5G ・ThinkPad X1 Nanoなど
