必要なの? ラーメンや公衆電話、仏壇まで!? 意外性抜群のドライブスルー5選
野菜にラーメンにメガネまで!さまざまなドライブスルーサービス
新型コロナ渦の影響により、オンラインショッピングやデリバリーサービスとともに、ドライブスルーの利用者が増えています。
ナイル株式会社の調査によれば、新型コロナ流行前と比べ、「ドライブスルーの利用頻度が増えた」と回答した人は66%。
【画像】ラーメンから仏壇まで!何でもスルー出来る様子を見る!(20枚)
今回は、知っていたら一度は行ってみたくなる一風変わったドライブスルーを5つピックアップしました。
今、公共交通機関での移動や観光地での密を避けるため、マイカーで楽しめるドライブスルーサービスが注目を集めています。
ドライブスルーといえば、ファストフード店のイメージが強いです。実際にマクドナルドは全国で約1500店舗以上、すき家は全国で800店舗以上のドライブスルー可能店舗を展開しています。
ですが、ドライブスルーサービスはファストフードだけではありません。ちょっと聞き慣れない、ユニークなドライブスルーも存在します。
●ドライブスルーでラーメンが食べられる!? 愛知発祥「岐阜タンメン」
愛知や岐阜に18店舗を展開する岐阜タンメン。
2020年4月から始めたのが、クルマで食べるには不向きなラーメンのドライブスルーです。
持ち帰ることができるのは、タンメンのほかにギョーザやチャーハン。タンメンは持ち帰り専用の容器に入れられ、アツアツの状態で手渡されます。
麺が伸びないように、スープと分けてもらうこともできます。
ドライブスルーラーメンを提供しているのは、愛知県の国道22号線沿いにある「一宮インター2号店」。
これまであまりラーメン屋に入れなかった女性や家族連れの利用者が目立ちます。
●コロナ渦に安心・安全な食料確保「ドライブスルー八百屋」
外食産業向け野菜の卸売をおこなうフードサプライが2020年4月から、東京都京浜島、神奈川県横浜市など全国4拠点(2021年6月現在)で展開している「ドライブスルー八百屋」。
販売するのは、20種類近くの新鮮な野菜や果物、お米、玉子などを詰め込んだ「もったいない野菜セット」5000円と、お米無しのセット3500円の2種類です。
新型コロナ禍で人との接触を極力抑え、クルマから降りずに食材を購入できると人気になり、多い時で1日1000人、2ヵ月で6万人が訪れるスポットになりました。
●世界初!クルマに乗ったままメガネが買える「ドライブスルーJINS」
2013年4月、群馬県・パワーモール前橋みなみ店に誕生したのがメガネショップ「JINS」が手がける「ドライブスルーJINS」。
同サービスは、世界初のドライブスルー眼鏡販売店だといいます。
購入方法は、メニューからメガネを選び、車内で試着。手持ちのメガネなど、度数がわかるものを渡して会計。そして最後に出来上がり後、指定の時間に来店し、商品を受け取る。という流れです。
度数なしのレンズであれば、その場で持ち帰りもできます。
世界初に業界初!日本唯一の珍ドライブスルー店たち
●日本唯一!クルマの中から電話が掛けられる「ドライブスルー公衆電話」
愛知県日進市には1989年12月に設置された日本でたった1台の珍しい「ドライブスルー公衆電話」があります。
クルマを降りずに利用できるよう受話器のコードは、通常の公衆電話の約2倍である140cmの長さがあります。
2019年6月にリニューアルされ、その際に公衆電話脇に、災害用伝言ダイヤル「171」の案内が取り付けられました。
なお、現在でも年間を通じて一定の利用数があるようです。
●24時間営業!仏壇をクルマから吟味「小田原仏壇センター」
神奈川県小田原市にある「小田原仏壇センター」では、業界初となる24時間営業のドライブスルー形式での仏壇販売をおこなっています。
仏壇選びを365日いつでも出来るということで、2013年頃から話題になっています。
全長36mあるショーケースのなかには50台ほどの仏壇が展示され、販売価格は2万円台から30万円代後半。
欲しい仏壇があれば、インターフォンでスタッフに声をかけ、購入することができます。
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今回紹介した以外にも、クリーニング店や薬局、イチゴ狩りといったドライブスルーサービスもありました。
ちなみに、日本初のドライブスルーは海苔屋で1849年創業の「山本海苔店」が1965年に東京都・日本橋本店にドライブスルーを導入したのが始まりだといわれています。
1991年の本社ビル新館建設工事にともなって撤去されるまで、手土産の定番として親しまれました。