フレッシュなケーキが「缶詰」になっちゃった! パフェ専門店が作る斬新スイーツに反響
世の中には様々な缶詰が存在する。
中には「え、それを詰めちゃうの!?」というような、驚きの商品も存在するらしい。
いまツイッターで注目を集めているのは、札幌のレストラン兼パフェ専門店が考案した、そんな「缶詰」だ。
プルタブがついた容器の中に黄色い層と白い層、それからカットされたイチゴの層が積み重なっている。なにやら非常に既視感が......というか、完全にショートケーキだこれ!
そう、普通はお皿に乗って出てくるはずのショートケーキを、なんと「缶」に詰めちゃったのである。なかなか斬新なアイデアだ。
こちらの商品に対し、ツイッター上では、
「なんかすごい!」
「ちょっとロングなショートケーキですね!」
「冷蔵庫に満タンストックしたい」
といった声が寄せられている。
Jタウンネット記者は22日、この「ショートケーキ缶」の販売元であるGAKU(札幌市)に取材した。
自動販売機でも買える
取材に応じたのは、GAKUが展開するパフェ専門店の統括担当者。「ショートケーキ缶」について、「北海道産の新鮮な生クリームたっぷりに、シンプルにバランス良く計算したレシピです」と語る。
「『24時間パティスリーのケーキを買える』をコンセプトに、深夜の時間帯、仕事終わりや飲み会の帰りのおみやげにコンビニスイーツ以上のクオリティーのスイーツが食べたい人、プレゼントしたい人の為の商品開発に乗り出しました。
パティスリーの前に自販機を置き、そこで24時間買えるケーキを販売したいと思い、ショートケーキを缶に詰めました」(担当者)
と説明した。
作り方としてはシンプルで、透明なプラスチック製の容器にショートケーキのパーツ(スポンジやクリームなど)を重ねていき、最後に蓋をして完成。
透明の容器に入れることにより断面を通常のショートケーキ同様に見せられるほか、ぱんぱんに詰めているので通常のケーキに比べ、持ち運んでも崩れにくいそうだ。現在、この「ショートケーキ缶」の意匠登録を申請中だという。
食べる時はフルオープンのプルタブを開け、長めのプラスチックスプーンなどですくって食べる。ただ、通常の缶詰とは違い長期間保存がきく物ではなく、賞味期限は要冷蔵で3日間。「購入したらなるべく早めに食べていただきたい」とのこと。
「ショートケーキ缶」は6月11日にオープンした「リゾットカフェRisotteria.GAKU渋谷」にて、イートイン・テイクアウト・宅配サービスでの先行販売が始まっている。
また、7月16日に札幌にオープンする「パティスリー OKASHI GAKU」の前に設置される自販機でも販売する予定とのこと。
24時間買えるうえに、持ち運びも簡単な「ショートケーキ缶」。皆さんも試しに一つ買ってみてはいかがだろうか。