名店『とうふ屋うかい』が手掛ける唯一無二の“お取り寄せ鍋”を食べてみた!
食楽web
自宅での食事が増え、お取り寄せが欠かせなくなったいま、“お取り寄せ鍋”という選択は、これからの寒くなる季節、より身近になってくるのではないでしょうか。
とはいえ、鍋を取り寄せるにせよ「なんでも良い」では意味がありません。そもそもスーパーで食材を買って、家庭で再現できてしまうような取り寄せ鍋なら自分でつくればすむのですから、取り寄せ鍋には家庭では再現できない、圧倒的な個性がほしいところですね。
そこで注目したのが『とうふ屋うかい』の鍋セットです!
東京タワーのたもとに広がる『とうふ屋うかい』の敷地。芝のほか、大和田店、鷺沼店もある
『とうふ屋うかい』は、都内や神奈川、台湾などに鉄板料理や割烹料理、レストランなど22店舗を展開する「うかいグループ」の人気店で、東京・芝は東京タワーのたもとに佇む江戸の風情漂う建物と、多彩なとうふ料理で訪れたゲストをもてなす名店です。落花生とうふ、あげ田楽、寄せとうふ、とろめん豆腐といった趣向を凝らしたとうふ料理を、さまざまなメニューを交えながら、会席料理として楽しませてくれます。
会席料理の演出を家庭でも。「吟醸とうふ」と「生湯葉」もセットに
そんなとうふ料理の名店から取り寄せたのが、名物である「豆水とうふ」を味わえる「豆水とうふセット」。といっても、これが、ただとうふを味わえるセットではありません。
何と鍋用の豆水とうふとともに「吟醸とうふ」と「生湯葉」もセットになっているのです。
青竹を模した容器に収められた「吟醸とうふ」。大豆の甘みが際立つ
「吟醸とうふ」は、一般的な品種に比べ豆の持つ甘みと旨みが強く、「砂糖がいらないほど甘い」ことから“サトウイラズ”といわれる青大豆を使った逸品。
まずは何もつけずに豆腐そのものの味を楽しみ、その後、塩と出汁醤油をお好みでつけて味わいます。そのまま食べるとしっとりとした食感となめらかな舌触り。さすがは“サトウイラズ”を使ったとうふだけあり、ムワッと押し寄せる甘みが口のなかいっぱいに広がります。
「美味塩」を一振りして味わえば、その甘さは際立つばかり。もはや豆腐のスイーツのよう
次に別添された塩につけて味わってみると、これがすごい。「美味塩」と名付けられた天日塩の、角がなく、まろやかな塩気が、豆腐の甘さだけを見事に際立たせるのです。
出汁醤油で味わってみても、豆腐に出汁の風味と醤油の香りが優しく寄り添います。さらに生湯葉も秀逸。とろりとした贅沢な食感と濃厚な大豆の旨みを楽しめます。
生湯葉を出汁醤油につけて。とろける食感のなかに大豆の風味が広がる
吟醸とうふ、生湯葉を肴にお酒とともに味わい、十分にテンションを高めてから、いざ豆水とうふへ。鍋だけで終わらせない、“とうふ会席料理”を標榜する『とうふ屋うかい』の演出がまた心憎いですね!
シンプルのなかにこだわりが潜む。〆まで楽しい名物の味とは?
「豆水とうふセット」5400円。消費期限はお届け日を含め2日と早いので注意
そして、いよいよメインディッシュの豆水とうふへ。
これが実にシンプルで潔い。豆乳を出汁で割った豆水をはった鍋に、厳選した国産大豆と天然にがりで仕立てた豆腐を浮かべるだけ。「えっ!? これだけ?」と思うかもしれないのですが、これが染み染みとした旨さなのです!
しっかりと演出して味わえば、名店のとうふ会席料理そのもの。
濃厚でなめらかな豆腐は、大豆の甘みと香りのバランスがよく、豆乳を特製出汁で割った豆水は旨みが膨らむ優しく上品な味わい。くつくつと煮立って、豆腐がしっかりと温まったところで取り分けて味わうと、まったりと大豆の美味しさが広がっていきます。
先の出汁醤油や美味塩をつけて味わっても、シンプルに豆腐の味わいを引き立ててくれるのです。
そして、鍋といえばやはり〆ですよね! これも「豆水とうふセット」の楽しみのひとつで、ご飯を卵でとじて好みで刻みネギやポン酢をかければ豆水雑炊に、ご飯とともにチーズを加え、アクセントに黒胡椒を効かせればリゾットと、用意した材料を加えるだけで豆水とうふならではの〆が楽しめます。
なかでもおすすめは、豆水担担麺。まずは、別の鍋でごま油に豆板醤を加えてひき肉を炒めます。豆水が残った鍋に練りごまを溶かし、軽く塩で味付けして麺を投入、クツクツと煮立ったら、先程のひき肉と刻みネギを盛り付け、ラー油で辛さを調節したら完成。豆腐のまろやかさとひき肉の旨み、辛さがない混ぜになった担々麺は、他にはない美味しさ。
「季節の鍋セット~彩りきのこ鍋~」6000円も人気。
とうふ会席の名店が届ける「豆水とうふセット」。家庭では一から作ろうにも再現できない、これぞ専門店の名物の味といえるでしょう。
夜の冷え込みも厳しくなってきた今日このごろ。とびきり個性的な「豆水とうふセット」の鍋で、その味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
●DATA
店名:東京 芝 とうふ屋うかい
住:東京都港区芝公園4-4-13
TEL:03-3436-1028
営:11:45~15:00(L.O.)、17:00~19:30(L.O.)、土曜、日曜、祝日11:00~19:30(L.O.)
休:月曜(月3回)
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