女優・小松彩夏が溢れるグラビア愛を語る「長年やってきて、辞めたいと思ったことは一度もありません」
女優・小松彩夏が、『週刊プレイボーイ』公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルの人気プログラム『デジタル写真集、本人が語ってみた』に登場した。この番組は、毎回、女優、アイドル、タレントなどの注目美女たちが登場。自身のデジタル写真集を、お気に入りカットの撮影エピソードとともに紹介するプログラムだ。
今回、彼女が取りあげたのは、１１月９日に発売されたばかりの最新デジタル写真集『３４ −ＡＹＡＫＡ ＫＯＭＡＴＳＵ ２００６〜２０２０−』。撮り下ろしに加え、２００６年から２０１２年までの『週刊プレイボーイ』に掲載されたグラビアをすべて収録した一冊だ。
このインタビューでは、動画では収録しきれなかった彼女のデジタル写真集やグラビアへの想いについてを聞いてみた。
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――今回の写真集は、最新撮り下ろしはもちろん、週プレの過去グラビアまでぎっしり！ 小松さんのグラビアの集大成というか。かなりの大作ですね。
小松 ありがとうございます。私自身、こんな素晴らしいものを出していただけるとは思ってもみなくて。出来上がりを見て胸が熱くなりました。なんといっても２００６年から現在までがギュッとつまっていますからね。１４年分の私を丸ごとご覧いただきたいです。
――今回、週プレチャンネルのプログラム「語ってみた」では、その中から最新カットを２枚、アーカイブから１枚を選んでいただきました。
小松 本当のことを言うと、全カット好きなんで選べないんですけどね。でも特に気に入ってるものってことでなんとか３枚を。ご覧いただいた方も一緒に気に入っていただけるといいんですけどね。
『３４ −ＡＹＡＫＡ ＫＯＭＡＴＳＵ ２００６〜２０２０−』（撮影／熊谷貫）より
――さらにおまけとして「キツかったカット」も選んでいただきました。１４年間様々なロケに行った中での一枚なので、非常に興味深かったです。
小松 うふふふ。どのカットかは実際にご覧いただきたいですけど、週プレさんの撮影は割と何かあるんですよね。ものすごい寒いとか、ものすごい暑いとか（笑）。しかも、大体が現場に行ってその過酷さがわかるというか。前の取材でお話しした雪の上で撮影した時も、行ってから「えっ！ ここで撮るの！？」ってびっくりしましたから！
――「聞いてないよ！」って。
小松 本当にそうですよ（笑）。でもそういう過酷なロケが度々あったから、今ではどんなキツい仕事でも乗り越えられます。週プレさんには相当、鍛えてもらいました（笑）。
――過去グラビアですが、よく見るとカメラマンの熊谷貫さんをはじめ、スタイリスト、ヘアメイクなど、撮影スタッフがまるで一緒ですね。これは異例ではないですか？
小松 そうだと思います。雑誌のグラビアって普通は、毎回スタッフが変わるものなんです。でも週プレさんの撮影だけはいつも一緒。だからもう家族みたいで。週プレさんのグラビアを見ると自分でもびっくりするくらい、素の自分が写っていますね。
――特にグラビアは映像などの仕事と比べ、スタッフの人数が最小限ですもんね。より家族感があるというか。
小松 ありますね。グラビアのロケって早朝にみんなで集合して移動して、三食みんなで食べて、泊まる場所も全員一緒。他の仕事だと人数が多いから、なかなかそういうわけにはいきませんから。
そこまで気心知れたスタッフさんたちと、ひとつのものを作り上げるのは本当に楽しいです。週プレさんの撮影が決まると「みんなに会える！」と思って数日前からずっとわくわくしてました（笑）。
――週プレだけに限りませんが、長年グラビアの仕事をやっていて辞めたいと思ったことは？
小松 ないです。
――ない！？ 普通、どんな長くやってる方でも、ある時期グラビアから距離を置きたがるものだと思いますけど。
小松 ずっとやってきましたけど、辞めたいと思ったことは一度もありません。もちろん大変な撮影もありますけど、できあがった誌面を見ると、ものすごくうれしくなるんです。あと雑誌は文字が載るじゃないですか。
――週プレだといわゆる「グラビアポエム」がありますね。賛否両論ありますけど、伝統です。
小松 ああいうのって「一体、何を言ってるんだろう」って思うこともあるけど（笑）、とても愛情を感じますし、自分じゃ気づかない一面を教えてくれることもある。いろいろなことがあって、毎回、「やってよかったな、また撮ってもらいたいな」って思うんです。
――一方で、今回のデジタル写真集に掲載された最新グラビアは、過去のものとはまた雰囲気が違いますね。
小松 より穏やかになったかな。特に表情は全然違いますよね。いまは事務所を離れフリーでやっていることもあって、すごく充実感があるんです。そのせいもあるのかもしれません。グラビアはいつだってその時々の自分を映し出してくれるんです。
■小松彩夏（こまつ・あやか）
１９８６年７月２３日生まれ、岩手県出身。身長１６０ｃｍ、血液型＝Ａ型。
○２００３年、テレビドラマ『美少女戦士セーラームーン』にてセーラーヴィーナス役を演じ脚光を浴びる。２００４年には日テレジェニックに選ばれ、グラビアアイドルとして活躍後、映画『感染列島』やドラマ『白衣の戦士！』（日本テレビ）などにも出演、女優としても人気を博している。『小松彩夏２０２１年カレンダー』の発売も決定。
取材・文／大野智己
